これまで散々 Android を推してきた私、自由電子ですが、今回の iPhone 15 Pro から iPhone デビューしました。
私がなぜ乗り換えたか、というところから、「今 Android 使ってるんだけど新しい iPhone っていいの?」 という点の参考や、ちょっとした使用感などが伝われば幸いです。
なぜ乗り換えたの?
正直な話、Android が気に食わないからではありませんし、今でも Android 派です。
自分のユースケースを考えた時に、現時点では iPhone の方が優位性が高かったからというそれだけの理由です。
その 3 つの優位性を紹介します。
特に決済機能がよくなってくれたら私は Android に戻ると思います。
iPhone が USB Type-C に対応したから
1 番の理由がこれです。
今まで Lightning 端子とかいうゴミ端子独自規格の端子を使っていたことで汎用性が全くなかったことが理由です。
できるだけ充電ケーブルを USB Type-C に統一したい民の私としてはこれが許せなかったのです。
無線充電すればええやん、という方も多々おりますが、出先で無線充電できるバッテリーなんて持ち合わせがないので……
いやまぁ独自規格にして充電速度とかデータの転送速度が速いとか、何か優位性があればまだわかるんですよ。
USB 2.0 相当の遅い端子を独自規格化して、iPad や Macbook は USB Type-C。
インフラになっているスマートフォンだけ優位性ゼロの独自規格って、お金儲けの香りしかしなくてですね。。
※ iPhone 15 は USB Type-C ですが、USB 2.0 規格なのでデータの転送速度は遅いです。お気を付けください。
ゲームやるから
スマートフォンでゲームをやるうえで、スペックは大事です。
ですが、それ以外にアプリの最適化も大事な要素の 1 つです。
Android は端末のハードウェアや OS が統一されていません。
独自にカスタマイズされた OS、ハードウェアについても、CPU 1 つとっても Snapdragon や Tensor、Exynos 等の種類があります。
一方の iPhone は OS をガチガチに固めておりカスタマイズは許さない。
ハードウェアも規格全統一!という徹底ぶり。
これは何かカスタマイズが入って想定外のボトルネックが発生しづらいとということにつながります。
林檎さんの 「私が法律だ」 みたいなスタンスがあまり好きじゃないので Android を使っていたのですが、ゲームをやるうえでは致し方なし。
ミリシタ (アイドルマスター ミリオンライブ シアターデイズ) でガリガリとイベントを走るには最適化の 0.x 秒が勝敗を分けることもあるから仕方ないですね。
五条先生の 0.2 秒の領域展開が勝敗を分けるのと同じくらい大事なことです。(?)
Apple Watch の決済が優秀
これは Pixel Watch と比べると圧倒的ですね。
まず Pixel Watch は Olive、楽天カード、セゾンアメックスと、私が持っているすべてのクレジットカードが登録できませんでしたから……
最近になってようやく Olive が登録できたものの、デビット専用。
些細なことのように思う方もいらっしゃると思いますが、これが実は大きいポイントです。
なぜならデビットだと以下のブログで紹介した 7 % 還元を受けられないのです。
そしてもう 1 つ。それは Suica でできることです。
Apple Watch では Suica の定期券利用や、モバイル Suica でのグリーン車のチケット購入ができます。
確か Android や Pixel Watch ではこれができなかったと記憶しています。
とどめに、Pixel Watch は Suica 周りが非常に弱いです。
この記事が結構ビュー数がありまして……
つまり同じ現象になっている方がいらっしゃるということだと思います。
加えて、謎のエラーで改札を通れないことが何度かありました。
ちょっと前にそれで改札から出られなくなり映画の上映時間に遅刻、挙句タクシーを使って現地に急行、なんて問題にも遭遇しています。
このあたりの決済周りの弱さから Apple Watch に移行したくなった、というのも乗り換えを決めたポイントです。
10 月 11 日 15:27 iPhone 現着
たまの出社日と重なり、やや不機嫌に仕事をしていたところ、奴は到着しました。
開封
ガジェット ブロガーなぞやっている割に、実は iPhone をメインで運用するのは初めてです。
とはいえ流石は天下の Apple 製品。
何も不便不自由、面倒を被ることもなく、初期設定が完了しました。
※ Suica の移行がすさまじく面倒でしたが、それはまた別の話。
Apple Watch の設定をしていると 「心臓の薬を服用していますか」 なんて質問も。
ヘルスケアに力を入れているだけあって、こういうところは感心しました。
Android から iOS への設定移行
なにも悩むことはありません。
Android にこのアプリを入れて、画面の指示に従って作業を実施するだけでした。
うーん。ネタにもならないくらい簡単。
カメラのシャッター音がうるさい問題
Galaxy の場合、非推奨になりますが、どうにかこうにかカメラのシャッター音を消すことができます。
ですが iPhone だとシャッター音を消すことができません。
何が困るって、物静かでおしゃれなカフェでこういう写真を撮るときにうるさいんですよ。雰囲気を壊すんですよ。
この点はマジで今すぐ Galaxy に戻したい……
バッテリーについて
これまでよく iPhone はバッテリーがもたないという噂を聞いていました。
そのため、せっかく自分の手元に新製品があるので、自分の休日にがっつり使った時の状況で計測を行いました。
13:00
バッテリー 100 %
検証開始。お昼ごはんにラーメンを食べにでかける。14:00
バッテリー 90 %
ラーメンを食べ終わり、近くの大きい公園を散歩する。
この時、ポケモンGo を起動し、画面を点けっぱなしのままバッテリーセーバーを利用して歩き、ポケモンが出たことを知らせる振動があり次第画面を点灯して操作を行う。15:00
バッテリー 72 %
散歩でちょっと疲れたので近場のカフェを探しつつ移動。
この時は画面を消灯。
近場のレイドバトルがあれば参加するなど、画面の点灯と消灯をくりかえす。16:00
バッテリー 68 %
カフェの待ち時間にポケモンGo をプレイしたり、ネットサーフィンを行う。
このあと自宅まで歩いて帰るが、画面は点けっぱなしのままポケモンGo のバッテリーセーバーを利用。
通りがかりのレイドバトルに参戦することを繰り返す。
個体値 MAX のファイヤーを入手したときのキャプチャーでは、18:33 時点で残り 44 % ほど。
ここから更に歩く。
19:00
バッテリー 39 %
帰宅し X (旧 Twitter) を眺める。20:00 バッテリー 31 %
Amazon のセールを巡回。22:00 バッテリー 24 %
セール巡回中に画面点けっぱなしで寝落ちしていた。23:30
バッテリー 14 %
このあたりからバッテリー切れを意識し始めて、細かい時間計測を始める。0:03 バッテリー 13 %
ポケモンGo の翌日のドッコラー イベントについてネットで検索。1:41 バッテリー 5 %
ベッドに入りながら Apple Watch とのデータの同期等を行うなど。2:00
バッテリー 3 %
「この時間でもまだ 3 % か。耐えるなぁ」 と思っているうちに寝落ち。6:00
バッテリー 1 %
起きたらまだ生きてた。ここで実験は終了。
最終的なアクティビティは以下のような結果になりました。
結果だけを見ると 13:00 - 30:00 (翌 6:00) までもちました。
つまり私の使い方だと 17 時間 はいけることが判明。
丸 1 日は無理ですが、半日は充電なしでいけます。
個人的にはバッテリーのもちは全然悪くないという印象です。
まとめ
たかだか数日の利用でまとめも何もありませんが、私の使い方だと iPhone + Apple Watch の方が合っていると判断したうえでの乗り換えです。
最初は慣れなくて戻りたいと思っている状態ですが、使っていくうちに慣れるでしょう。
買った感じとして、いくつか不満はありますがガジェットとしては満足していますし、これから 1 年付き合っていく端末として一緒にやっていきます。