先日、三井住友カードから、ポイント還元率の改定の連絡が届きました。
結構ガッツリとポイント還元をしてくれるサービスだったこともあり、ついに還元率が下がるのか……
と考えていましたが、どうやらそういう様子でもなさそうです。
そこで今回はその改定がどんなものか、改良なのか?改悪なのか?という点についてと、変更の恩恵を受けるための方法を紹介します。
プリファードストアとは
三井住友カード プラチナプリファード (Olive プラチナ) を、特定の店舗で利用すると、通常 1 % 還元のポイントに加えて、数 % ほど上乗せしてくれるというものです。
対象店舗の一覧はこちらになります。
改訂内容について
簡単にいうと、
- スマホでの Visa タッチは大歓迎!ポイントアップするよ!
- 従来の Visa タッチはそのまま優遇
- iD とカード差込の決済は優遇やーめた
ってことです。
物理カードで Visa タッチを行った際は従来通り + 4 % 還元のところ、スマホを使って Visa タッチを行うと……
なんと + 6 % 還元!!
デフォルトの還元率が 1 % なので合計 7 % 還元になるわけです。
この変化が一目でわかるように表にまとめたものが以下になります。
支払い方法 | 還元率 |
---|---|
カード差込 iD 磁気取引 |
追加付与対象外 (通常の 1 % 還元) |
Visa タッチ (物理カード) |
5 % (通常 1 % + 4 % 還元) |
Visa タッチ (スマートフォン) |
7 % (通常 1 % + 6 % 還元) |
そしてこの変更の影響を受ける店舗の一覧がこちらです。
カテゴリー | 店名 |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン ローソン セイコーマート ポプラ |
カフェ | エクセルシオールカフェ ドトール |
ファストフード | すき家 マクドナルド |
ファミレス | サイゼリヤ はま寿司 かっぱ寿司 ココス ガスト バーミヤン しゃぶ葉 ジョナサン 夢庵 その他すかいらーくグループ飲食店1 |
この変更は改良?改悪?
結論から言うと、私にとっては改良です。
ですが、一部のユーザーにとっては改悪とも取れるでしょう。
私が改良だと思うその根拠と、これは推察になりますが、改悪された!と思うケースはどういうケースが想定されるかを考えてみました。
私にとって改良と思う理由
これまで物理カードでタッチ決済を行っていたものをスマホに集約することでポイントが受け取れるようになります。
最初の登録の手間こそあれど、それさえクリアしてしまえば荷物も減ってポイントも多くもらえて、良いことだらけです。
ポイント還元率が高いとよく言われる楽天カードですが、私の SPU の達成状況は 4 % 還元です。
0 と 5 の付く日をつけてもいいところ 5 % か 6 % 還元です。
Olive プラチナの場合、今回の改定で特定店舗であれば 7 % 還元と楽天カードを超えてきます。
そして何より 100 万円利用するごとに 10000 pt プレゼントがあります。
これを合わせると、あの楽天カードをも超える還元率が期待できるかと思います。
改悪と受け取るのはどんな使い方の人?
それは iD で決済を行っていたユーザーです。
その方々にとっては、これまで + 4 % の恩恵を受けていたものが受けられなくなります。
これまで 5 % 還元を受けていたものが急に 1 % 還元になる。
改悪以外の何物でもないですね。
もうひとつ、これは少数化もしれませんが、そもそもスマートフォンに Felica が搭載されておらず、タッチ決済自体が使えない方。
物理カードをタッチして特典を受けることができるものの、今回の改定の影響を受けないので、デメリットもメリットも無い状況になります。
改定の恩恵を受けたいと考えた場合、スマホの買い替えが必要になり、この資金を考えると改悪と受け取る方もいらっしゃるかと思います。
※ ガジェオタの私は喜んで買い替えるのでこの場合もメリットです
Visa タッチをスマートフォンに登録する
これまでの私は物理カードで Visa タッチを行い、+ 4 % の恩恵を受けていました。
これからはより素敵な恩恵を受けるためにスマートフォンに Visa タッチ決済を登録します。
決済の登録を行うためには、Android であれば Google Wallet、iPhone であればウォレットの アプリをインストールする必要があります。
あいにく Android ユーザーの私は、手元で検証できる手順は Android のみになりますが、実際の画面を交えて登録方法もご紹介します。
Android の手順
※ Google Wallet をインストール済みであることを前提に手順を紹介します。
Vpass アプリから [Google Pay の設定] をタップします。
Google Wallet アプリが軌道するので [GPay に追加] をタップします。
「Google Pay を利用するブランドをお選びください」 という指示に対し [VISA] をタップします。
※ iD にしてしまうと改悪側の影響を受けてしまうのでご注意ください。
「支払いカードを追加してください」 という画面が表示されたら [追加] をタップ
「カード発行会社に問い合わせています…」 と表示されるのでしばし待ちます。
「カード発行会社の利用規約」 という画面で規約を下まで読むと [同意する] というボタンが選べるようになるのでタップします。
「カード情報を処理しています…」 という画面が出るのでこれもしばし待ちます。
この画面が表示されたら登録は完了です。お疲れさまでした。
iD で登録してしまった場合の対処方法
iD と Visa タッチを登録してしまうとこのような状態になります。
この状態でもちゃんと Visa タッチに切り替えられればそれでよいのですが、やはり万が一でも iD が使われてしまったら嫌ですよね?
ということで私が考えた対処方法は iD を無効化してしまい、そもそも Visa タッチしか使えないようにする、ということです。
手順としては簡単で、先ほどの画面の iD の方をタップした先の画面で画面の右上をタップするとメニューが表示されます。
そこで [タッチ決済をオフにする] をタップして完了です。
消えましたね。これで万が一にも誤って iD 側が使われることはなくなったかと思います。
※ これまで iD を利用していた方は、利用履歴が消えてしまいます。
手順の実施にあたっては自分のサービス利用状況を考慮の上ご検討ください。
この手順を行うことで生じたいかなる問題についても責任は負いかねます。
まとめ
ポイント付与の改定に関するメールが届いたときは 「ついに改悪か!」 と思ったら、まさかのポイントアップのお知らせでした。
一部のユーザーを切り捨てるものの、三井住友カードが想定する用途で使えばより手厚く優遇するよ!というメッセージかなと思いました。
iD を切り捨てる、ということの是非は問いませんが、損益分岐点の計算が大きく変わってくる改変だと思います。
過去に損益分岐点はこちらの記事で考察しました。
www.free-denshi.life
スマホで Visa タッチを行うだけで + 2 % です。
できる人はやらない手はないですね。
大盤振る舞いの果てには手痛い改悪がある可能性もありますので、このような好機を提示してくれるうちに、しっかり恩恵を受けておきましょう。
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