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私は三井住友カードの積み立て投資をすべく、Olive のプラチナプリファードを利用しています。
なんせ年会費 33000 円に対し、満額の 5 万円を投資するだけで年間約 30000 円分のポイントがもらえるというすさまじい好待遇です。
ざっくり言うと満額投資していれば年会費ほぼ免除というポイントカードでした。
当然ながらこんな好待遇が永遠に続くわけは無いと誰も考えていたかと思います。
ものの 1 年で想像以上の改悪が発生するとは思いませんでしたが……
今回は改悪後の状況を踏まえた損益分岐点の計算をしてみます。
※ 注意
あくまでもこれはそのほかのサービスや利用店舗ごとの特典など、個人の用途によって大きく左右される部分の計算は省略しています。 そのため、それらのサービスや特典を加味した場合、損益分岐点は今回の計算結果より少なくなる可能性があるものということをご了承ください。
あわせて、今回の計算結果はあくまでも参考値です。 今回の記事を参考にした結果、不利益を被った場合であっても、筆者は一切の責任を負いかねますこと、何卒ご理解ください。
変更点
今回の変更点は以下の内容に関するものとなります。
それぞれの内容をざっくりですが紹介していこうかと思います。
プラチナプリファードの場合
年間利用額 | ポイント投資還元率 |
---|---|
300 万円未満 | 1 % |
300 万円以上 | 2 % |
500 万円以上 | 3 % |
1 年間のうち、12 か月までは 300 万円未満だろうが 500 万円以上だろうが 1 % しか付与されません。
ですが、13 か月目の時点でそこまでに 300 万円以上使っていれば 12 か月分投資したポイントの 1 % が、500 万円以上使っていれば 2 % が追加でもらえるという制度のようです。
100 万円ごと利用で 10000 ポイントのプレゼントは続投のように思われますが、これは最大 4 回まで。
つまり 400 万円までなので 500 万円以上利用することで発生するメリットは積み立て投資で利用した金額が 3 % になることくらいですね。
ここまで使っても従来の 5 % に満たないのがもやっとするポイントですよね……
ゴールドの場合
年間利用額 | ポイント投資還元率 |
---|---|
10 万円未満 | 0 % |
10 万円以上 | 0.75 % |
100 万円以上 | 1 % |
こちらも 100 万円利用時に 10000 ポイントがプレゼントされる特典は継続と思われます。
こちらは年間利用額に対して積み立て投資のポイント還元率が満額になる条件と一致しているので使いやすい気がします。
カードの初年度は無条件で 1 % ポイント還元ですが、翌年から上記の利用額に基づいたポイント還元率に変わります。
この "翌年から" が落とし穴になる場合があります。
例えばですが、カードを発行してから 1 年間を積み立て投資のみに使ったとします。
積み立て投資分は利用額として計上されないため、実質利用額は 10 万円未満として計算します。
そのため、翌年からは積み立て投資を続けたとしてもポイントは 0 % となります。
極端な例ですが、1 年目は積み立て投資だけ、2 年目はガッとクレジットカードを使って一気に 100 万円利用を達成したとします。
その場合でも 2 年目の 12 か月間はずーっと積み立て投資のポイントは 0 % になります。
3 年目が開始したタイミングで積み立て投資のポイント還元率が 1 % になります。
要はこの 2 つを抑えてください。
- 毎年必ず 10 万円以上使わないと積み立て投資のポイント還元が無くなります。
- 今までと同じ条件でカードを使うには毎年 100 万円修業が必要になります。 (条件が劣化してもよければこれは不要)
ゴールドとプラチナの損益分岐点
それではここからが本題です。
一体いくら使えば年会費を帳消しにできるのか、年間いくら使えばプラチナプリファードの方がお得になるのかを計算してみた内容を紹介します。
月 33,333 円の投資を行った場合
プラチナの年会費 33000 円
年間 190 万円 (月額約 158,334 円) の利用でおよそ ± 0 円 です。ゴールドとプラチナの損益分岐点
ゴールドの年会費がある場合、年間 280 万円 (月額約 233,334 円) の利用でプラチナの方がお得になります。
270 万円 | 280 万円 | |
---|---|---|
ゴールド (年会費あり) |
18,333 pt | 18,833 pt |
プラチナ | 17,999 pt | 18,999 pt |
ゴールドの年会費がない場合、年間 290 万円 (月額約 241,667 円) の利用で同値 (+ 19,999 pt) になり、以降はプラチナの方がお得になります。
290 万円 | 300 万円 | |
---|---|---|
ゴールド (年会費なし) |
19,999 pt | 25,333 pt |
プラチナ | 19,999 pt | 34,999 pt |
月 50,000 円の投資を行った場合
プラチナの年会費 33,000 円
年間 170 万円 (月間約 141,700 円) の利用で± 0 円 です。ゴールドとプラチナの損益分岐点
ゴールドの年会費がある場合、年間 240 万円 (月額約 200,000 円) の利用で同値 (+ 17,000 pt) になり、以降はプラチナの方がお得になります。
240 万円 | 250 万円 | |
---|---|---|
ゴールド (年会費あり) |
17,000 pt | 17,500 pt |
プラチナ | 17,000 pt | 18,000 pt |
ゴールドの年会費がない場合、年間 300 万円 (月額約 250,000 円) の利用でプラチナの方がお得になります。
290 万円 | 300 万円 | |
---|---|---|
ゴールド (年会費なし) |
25,500 pt | 25,500 pt |
プラチナ | 22,000 pt | 39,000 pt |
月 100,000 円の投資を行った場合
プラチナの年会費 33,000 円
年間 110 万円 (月額約 91,667 円) の利用で± 0 円 です。ゴールドとプラチナの損益分岐点
ゴールドの年会費がある場合、年間 200 万円 (月額約 166,667 円) の利用でプラチナの方がお得になります。
190 万円 | 200 万円 | |
---|---|---|
ゴールド (年会費あり) |
15,000 pt | 15,500 pt |
プラチナ | 8,000 pt | 19,000 pt |
ゴールドの年会費がない場合、年間 240 万円 (月額約 200,000 円) の利用で同値 (+ 23,000 pt) になり、以降はプラチナの方がお得になります。
240 万円 | 250 万円 | |
---|---|---|
ゴールド (年会費なし) |
23,000 pt | 23,500 pt |
プラチナ | 23,000 pt | 24,000 pt |
投資を行わない場合の損益分岐点
今回の変更は積み立て投資を行った際のポイント付与の変更のみです。
そのため、投資を行わない場合は過去に書いた以下の記事でまとめた内容と変化はありません。
まとめ
年会費分のポイントをもらうことを目的とした場合と、ゴールド カードより多くポイントをもらうことを目標にした場合の損益分岐点は以下のようになりました。
- プラチナ プリファードの年会費分のポイントをもらうためには
月額投資額 [円] | 損益分岐点となる年間利用額 [円] |
---|---|
33,333 | 190 万円 (約 158,334 円/月) |
50,000 | 170 万円 (約 141,700 円/月) |
100,000 | 110 万円 (約 91,667 円/月) |
- 年会費ありのゴールド カードとの損益分岐点
月額投資額 [円] | 損益分岐点となる年間利用額 [円] |
---|---|
33,333 | 280 万円 (約 233,334 円/月) |
50,000 | 240 万円 (約 200,000 円/月) |
100,000 | 200 万円 (約 166,667 円/月) |
- 年会費なしのゴールド カードとの損益分岐点
月額投資額 [円] | 損益分岐点となる年間利用額 [円] |
---|---|
33,333 | 290 万円 (約 241,667 円/月) |
50,000 | 300 万円 (約 250,000 円/月) |
100,000 | 240 万円 (約 200,000 円/月) |
え~……正直キツいですねぇ……
私の場合、プラチナプリファードと年会費無しのゴールド カードを持っています。
月 5 万円の投資だと、それ以外に 300 万円以上利用しない限りゴールド カードの方がお得ということになってしまいます。
もちろんプラチナプリファードでは毎月 100 ポイントがもらえたり、コンビニでタッチ決済利用時のポイントが多いということも認識しています。
それでも上記の損益分岐点となる年間利用額からは 10 万円かそこら少なくなるだけかなぁという所感です。
「年会費分がペイできてプラチナカードが持てるなら」 という方には、まだまだ利用価値はあるかと思います。
とはいえプラチナプリファードはポイント特化なクレジット カードのため、あまりプラチナらしい付加価値はありません。
急いで乗り換え先を探す必要はないけど、無理に持つ必要はないカード になってしまったなぁ……
紹介コードについて
Olive アカウントを契約する際に 1000 円相当の V ポイントがもらえる紹介コードを発行させていただきました。
FF44081-4826673
この紹介コードを以下のサイトの "紹介された方" 側の [エントリー] をクリックして利用することができます。 www.smbc.co.jp
1000 円分のポイントがもらえるということなので、新規登録時に紹介コードを利用していただくことで、ここまでに見積もった損益分岐点を少しだけ下げることができるかと思います。