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仕事したくない外資系 IT エンジニアの雑記

【my new gear】HUAWEI FreeClip をテレワークで使ってみたのでレビューする

今回は久しぶりにガジェット ブロガーらしく my new gear... の報告です。
イヤーカフ型のワイヤレス イヤホン、HUAWEI FreeClip のレビューになります。

consumer.huawei.com

テレワークのときには Oladance というワイヤレスイヤホンを使っていたのですが、ある時調子が悪くてなぜか会話の音声だけが聞こえなくなってしまったことが購入のきっかけ。
機械の調子が悪くなった時に代用できるように、もう 1 つくらい耳をふさがないイヤホンがあってもよいのではと考えました。

そこで耳をふさがない + そもそも耳にかけない というイヤーカフ型なるイヤホンがあることを知って本製品の購入に至りました。

あと、結構デザインが結構ファッショナブルで Oladance 以上に雑につけっぱなしにできそうだなぁと思ったのも購入動機のひとつです。

これまで使っていたイヤホンの紹介

私はテレワークには Oladance OWS2 というものを使っていました。
(確か出た当初は Pro とかなかったので Oladance っていうそのままの名前だったはず)
www.free-denshi.life

こちらは外耳炎に悩まされて購入したものです。
バッテリーのもちがよく、朝 9 時から仕事を始めて 20 時くらいまでの長時間の仕事に耐えてくれることもあり、私は大変重宝していました。

ですが、ある日突然この Oladance だけリモート会議の音声が聞こえなくなる問題が発生しました。
今は解消したのですが、なぜか丸 1 週間使えなくなった時がありました。

この製品は約 11 時間もバッテリーがもつという、驚異の連続稼働時間を誇ります。
ですが、このデカいケースの割にバッテリーが内蔵されておらず、ケーブルに接続しないと充電自体が始まらないという、ケース側はなんとも残念なものでした。

11 時間の連続稼働とまではいかずとも、近しい性能で上記の弱点を克服したものだったら嬉しいなぁ、と思いポチりました。



開封の儀

それでは開封。
箱は Macbook を彷彿とさせる白い箱にキラリと光る商品名。

開けるとシールのようなもので表面が保護された HUAWEI FreeClip が収納されています。

同梱物は本体と USB Type-C ケーブル、クイックガイドと Warranty card です。


外観

肉眼で見ると淡いパープルなのですが、写真で見てみるとほぼシルバーですね。

個人的にはシルバーがあれば欲しかったと考えていたのでこれは嬉しい誤算です。

本体下部には USB Type-C のコネクターが存在しています。

無線充電に対応している以上、活躍の場は少ないかと思いますが、急いで充電したいときや旅先ではとても便利。
向かってちょっと右側にはペアリング行うためのボタンがあります。

それ以外は何もないつるっとした卵状のデバイスです。
背面には技適マークとかがあるよ。


大きさの比較

ちなみに私が持っているワイヤレスイヤホンのケースと音楽プレイヤー (DAP) を並べた画像がこちらです。

シルバーの細長いものは EAH-AZ80、黒いメガネケースのようなものが Oladance です。
かわいい CD ジャケットが移っている右下のガジェットが私が使っている DAP こと Shanling M0 Pro です。

DAP が圧倒的に小さいというのもありますが、HUAWEI FreeClip も負けず劣らずのコンパクトさ。
イヤホンを収納した状態のケースの重さは 57 g と軽量です。


(あ、この写真だとパープルっぽく見えるw)


装着感

テレワーク時の装備ということで JINS の Short Temple という、ツルがこめかみくらいまでしかないメガネと合わせたものがこちら。


※ 一番見苦しいところは伏せましたので何卒ご勘弁を……

こうするとメガネもイヤホンも耳の上に乗らないんですよね。
私は耳の後ろが裂けやすいのでこれがかなり気に入りました。
ちなみにメガネについてはこちらでレビューしているので、お暇は方は覗いてみてもよいかも?

www.free-denshi.life

もちろん普通のメガネを装着した場合であってもメガネのツルと干渉することはありません。
うれしいね。

メガネを付けていない方からするとイヤーカフ型ということでファッションの 1 つとして付けっぱなしにしやすい点がメリットかと思います。

逆にデメリットとしては、最初はなかなかイヤホンの装着に慣れない点ですね。

静かな室内であればしっかり音も聞こえていいのですが、これがちょっとズレてしまうと片耳だけ全然聞こえないという事態が発生します。

使って初日ですが、何回か 「あれ?片耳だけ接続途切れた?」 と感じることがありました。
ちょっとイヤホンを触ると突然しっかり聞こえるポイントが出てきたので、おそらく音が出る部分が自分の耳とズレてしまったのでしょう。
こればかりは感覚になってしまうのですが、Oladance と比べるとちょっと難しいと感じました。

ちなみに、このイヤホンのアーチ部分は柔らかく、そこそこ広がります。

なので個人差はあると思いますが、多くの方は 「耳の幅が大きすぎて~」 みたいな心配は無いでしょう。


音質

私は別に評論家ではないので何 Hz 帯の音が~みたいな評価はしません。
結論から言うと EAH-AZ80 >>>>>>>> HUAWEI FreeClip > Oladance って感じです。
あくまでも私個人の感想ですが。

そもそも私の好みの音としては低音がしっかり効いている感じが好きなんですよね。
EAH-AZ80 は元々私好み + カナル型ということで 2 つのイヤホンに負ける要素が見当たりません。
一方の HUAWEI FreeClip と Oladance ですが、これは HUAWEI FreeClip の方が周りの音をしっかり聞きつつ私好みの音を出してくれる感じです。



使用場所

続いてはいろんな場所で HUAWEI FreeClip を使ってみたレビューをしていきます。
家の中に加えて、騒音が多い駅のホームや電車の中、カフェの中や歩行時の使用感をピックアップします。


家の中

多分これが最も理想的です。
音楽聞きながら会話できるけど、周りにはほとんど音漏れしないです。

同居人に確認したところ 「近づくとシャカシャカ聞こえるけど耳のすぐ横まで来ないと音漏れは聞こえない」 とのこと。

職場でヘッドセット代わりにこれを使うと、周りの人からの呼びかけには応答できるが常にヘッドセットをつけっぱなしという素晴らしい環境が構築できます。
というか私はこの用途のために買いました。


駅のホーム

あのね。論外っす。。。
周りの音がしっかり聞こえすぎて何流してるかわからない。

電車の通過音やアナウンスで音楽がほぼかき消されるのでただのアクセサリーとしてしか使えません。


電車の中

駅のホームよりは遥かにマシ。
家の中みたいな静かなところほどしっかりは聞こえないけど、イヤホンの音楽を BGM に車内アナウンスを聞いているという感じ。
アナウンスの聞き漏らしはなさそうです。


カフェ

これは割とアリでした。
今回はドトールで注文時もずっと音楽を聴きながら注文してみました。

結果としては音楽を聴きながらも、ちゃんと向こうの会話が聞き取れてやり取りが成立します。
この時、音楽を止める必要はありませんし、店員さんへの音漏れもおそらく無いかと思われます。
(流石に店員さんに 「今これ音楽聞こえてます?」 とは聞けない。。)


歩いているとき

これはかなりアリ。
車の走行音や自転車の音、人が走る音などもしっかり聞こえます。

音楽を聴きながら周りの音も聞いて歩く、ウォーキングやジョギングでの利用は全然いけそうです。
ちなみに自宅でこれつけてヘドバンしたら FreeClip が取れる前に私が気持ち悪くなりました(((



バッテリーのもち

実際に丸 1 日使ってみて、どれくらい連続使用できるかを確かめてみました。

  • 使用方法
    ノート PC に HUAWEI FreeClip を Bluetooth 接続。
    アプリの設定は特に行わず、箱から出してすぐペアリングした状態。
    充電は満充電。
    Teams で会議に入りっぱなしの状態をキープする。

結果は 8:55 から使い始め、14:00 に片耳の音が聞こえなくなりました。
この使い方の場合は、実測値として 5 時間 5 分利用可能可能であることがわかりました。

流石に業務時間ずっとの使用には耐えられませんでしたが、昼休みにケースに収納して充電すれば全く問題ない持続時間です。
ざっくりまとめたものが以下の表です。

時間 起きたこと
8:55 HUAWEI FreeClip 利用開始
13:10 両耳からポポンという音が聞こえる
13:25 両耳からポポンという音が聞こえる (2 回目)
14:00 右耳から音が聞こえなくなり、左耳だけで音が聞こえる



まとめ

買ってみた結果としては普段使いには十分です。
音質を最重要視する方には向きませんが、私のようにテレワークで利用して 1 日中つけっぱなしにできるイヤホンを探している方には最適。
耳に入れず、耳の後ろに負担をかけないイヤホンをお探しの方にもぴったりです。

ただ性質上、カナル型イヤホンの外音取り込みではなく生の音をそのまま耳で聞くので、駅のホームなど騒音が大きいところではほぼ使えないといっていいでしょう。
Oladance や Shokz のようなオープンイヤーかつ、ファッション性を重視する方にももってこいの商品です。
※ HUAWEI FreeClip は骨伝導イヤホンではありません

だってこれ、ぱっと見イヤホンに見えないもの。。。

惜しいポイントとしてはやはり値段。
イヤホンに 27800 円ってなかなか勧めづらいんですよねぇ……
私は Westone の W60 を中古で買ったり EAH-AZ80 を買ったりしているのでこの価格帯はあまり抵抗感がないです。
が、とりあえず聞ければいいというイヤホンを探している方にはどうしても受け入れがたい出費かと。

そしてバッテリーのもちです。
これは Oladance と比較してになりますが、せめて夕方くらいまでは使える余裕が欲しかったところ。
その点を考えると Oladance が約 11 時間使えるのは驚異的ですね。
でも Oladance はケースにバッテリーが付属されていないから充電器につながないと充電ができない不便な仕様がありました。
一方の HUAWEI FreeClip は小型ケースで充電が可能なうえに無線充電まで可能です。
連続使用時間こそ遅れをとっていますが、それ以外のスペックとしては大勝利だと思っています。