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仕事したくない外資系 IT エンジニアの雑記

iPhone 15 の容量を増やすために接続する SSD を検討してみた

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iPhone 15 Pro に機種変更を行ってからおよそ 2 週間が経過しました。
今となっては iOS にも慣れてきており、やはり使いづらい問題は時間がなんとかしてくれています。

端末は Galaxy S21 と比べると重量はありますが、かなり重宝しています。

そこでもっと端末を使い倒すべく、写真や動画撮影に使えないかなぁという点を検討しています。
RAW を保存することや ProRes での動画撮影などができればカメラ端末として利用するのも十分アリだと考えています。

しかしながら私が購入した iPhone 15 Pro は 256 GB しか容量がありません。
最高級コンデジとして買ったつもりはなく、あくまでもスマホとして購入したあたりが詰めの甘さの所以でございます。

そこで容量不足を補うべく外付けの記憶媒体について検討した内容を備忘録として記録します。

iPhone 15 は USB Type-C に対応しています

やっぱり USB Type-C はいいですね。
とても拡張がやりやすいです。

PC につける外付け SSD や USB メモリをそのまま接続して、保存先を外部の記憶媒体にする手法が利用できれば万事解決です。

候補をいくつか考えてみたので、以下にその候補を紹介します。

取り上げる製品の概要

今回は以下の 4 つのパターンで考えてみました。

Sandisk
Portable SSD
SanDisk Extreme PRO
portable SSD
Westan Degital
WD_BLACK P40
USB メモリ
容量 480 GB
1 TB
2 TB
1 TB
2 TB
4 TB
1 TB
2 TB
256 GB
転送速度 Read : 520 MB/s
Write : 読み込みより遅くなる
Read : 2000 MB/s
Write : 2000 MB/s
Read : 2000 MB/s
Write : 2000 MB/s
Read : 400 MB/s
Write : カタログ値なし
インターフェース USB 3.2 Gen 2
(USB Type-C)
USB 3.2 Gen 2×2
(USB Type-C)
USB 3.2 Gen 2×2
(USB Type-C)
USB 3.2 Gen 1
(USB Type-A)
重量 40 g 77.5 g 78.5 g 1.3 g

この中で SSD については、実際にビックカメラにて展示のサンプルを使ってフィッティングも行ってきました。


Sandisk Portable SSD

カタログ値
容量 480 GB
1 TB
2 TB
転送速度 Read : 520 MB/s
Write : 読み込みより遅くなる
インターフェース USB 3.2 Gen 2
(USB Type-C)
重量 40 g

フィッティングをした状態はこのような感じ。

下にはみ出ることなく、カメラの下の部分といい感じにおさまっています。
大きさや重さは軽くよいのですが、転送速度があまり出ないのと、書き込み速度には 「遅くなる」 以上のことには触れていないのが懸念ポイントです。


SanDisk Extreme PRO portable SSD

カタログ値
容量 1 TB
2 TB
4 TB
転送速度 Read : 2000 MB/s
Write : 2000 MB/s
インターフェース USB 3.2 Gen 2×2
(USB Type-C)
重量 77.5 g

フィッティングはこのような感じ。

先程のものより一回り大きめです。
幅はジャスト サイズですが、横から見ると赤枠で囲った部分が少しはみ出してしまいます。

重さも先程と比較するとおよそ 2 倍になっていますが、転送速度はおよそ 4 倍です。
無理な選択肢ではない気がします。


Westan Degital WD_BLACK P40

カタログ値
容量 1 TB
2 TB
転送速度 Read : 2000 MB/s
Write : 2000 MB/s
インターフェース USB 3.2 Gen 2×2
(USB Type-C)
重量 78.5 g

価格としては先程の SanDisk の方が安いかな。
重さはこちらがちょっとだけ重い。

ただ SanDisk は 3 年保証に対してこちらは 5 年保証。
+ 2 年の保証をどう受け取るかによって判断が変わりそうですね。

フィッティングはこんな感じ。

横幅もはみ出し具合も SanDisk Extreme PRO portable SSD とほぼ一緒ですね。

Type-A への変換 + USB メモリ

カタログ値
容量 256 GB
転送速度 Read : 400 MB/s
Write : カタログ値なし
インターフェース USB 3.2 Gen 1
(USB Type-A)
重量 1.3 g

これはフィッティングできなかったのですが、軽さを重視するとこういう選択肢もあるかなぁ、という内容です。

なぜいちいち間に変換プラグを挟むのかというと、これが答えになります。

展示してあった適当なサンプルで試したのですが、ケースが干渉して USB メモリが刺さりません

ということでケースの干渉を避けるための方針 + 可能な限り端末から出っ張ることを防止するという観点でこの USB メモリのチョイスになっています。

転送速度は SSD と比較するとすさまじく低いですが、特筆すべきは小ささと重量です。
これはどの SSD でも真似できない。
そして変換プラグと USB メモリを購入しても 5000 円に達しないというすさまじい安さがあります。



まとめ

何を重視するかにもよりますが、今回の 4 つであれば以下の結果になったと個人的には考えています。

  • 値段重視 : USB メモリ
  • 軽さ重視 : USB メモリ
  • 性能重視 : SanDisk Extreme PRO portable SSD or Westan Degital WD_BLACK P40
  • 保障重視 : Westan Degital WD_BLACK P40

価格面を見えると SanDisk Extreme PRO portable SSD ですが、保証期間の長さを重視するのであれば Westan Degital WD_BLACK P40 になるかと思います。
この辺りは同スペックの中で価格を見るか、保証を見るかの判断でよいかと思います。

一方で荷物を増やしたくない、転送速度や膨大な容量を犠牲にしても軽さを取りたいという方にとっては USB メモリの方法がよいかと思います。

容量を犠牲にするといっても 256 GB 増やすことができます。
実に私の iPhone 15 Pro の容量が 2 倍になると考えるとそう悲観することでもないというのが私の意見です。

ProRes はざっくり 1 時間で 70 GB ほどの容量になると言われているため、 256 GB でも 3 時間は動画をまわすことができますね。
※ ただし転送速度の面で PC への移動は時間かかりそう……

SSD は長めのケーブルを使ってバッグに収納したまま利用するとか、Magsafe のシールを張り付けて本体に固定するとか、取り回しも好みが分かれますので今回は特に言及はしていません。

もし SSD を選択する場合、個人的には Magsafe のシールを SSD につけて固定するとか、Magsafe で取り付けられるバンドで固定するとか、そういう方法を検討しています。

なんかその辺も案が固まったらまた記事にしてみようかと思います。
今回はあくまでも拡張の草案ということで。

同じこと考えてる人の参考になれば幸いです。