私はメイン端末に Surface Pro 11 (ARM 版) を利用しています。
純正キーボードは持ち運びの際には最高なのですが、ペチペチという底打ち感があり、長時間文章を打っているとどこか物足りなさを感じてしまいます。
それを解消すべく、Keychron K2 HE という磁気式キーボードを導入しましたので、今回はこちらを Surface と合わせた使用感を踏まえてレビューをしていきます。
- 結論 : 入力作業を楽しくしたい、おしゃれなデザインが好きなら買って損なし
- 「打ち続けたくなる快感」による業務改善
- 天然木が Surface のアクセントに
- 欠点 : 右の Shift キーと上矢印キーが同一になっている
- 欠点 : キーボードの高さがあるため、手が疲れるかも?
- まとめ
- 余談 : 右の Shift キーと上矢印キーが別のバージョンもあるよ
結論 : 入力作業を楽しくしたい、おしゃれなデザインが好きなら買って損なし
K2 HE は、Surface 純正のキーボードや過去に私が使っていた MX KEYS mini と比較すると、厚みのある筐体で、コトコトとした打鍵音と触角のフィードバックが特徴的です。
サイド パネルが木製であるという点は視覚的にも特徴があり、金属製が多く無機質になりがちなガジェット環境に温かみを添えてくれるような存在です。
また、キーマップの変更などのカスタムも Web から行うことができ、追加でソフトウェアをインストールする必要がないという点も、Surface の容量を節約する面からも魅力的です。
(ARM 版の Windows でよくある互換性の問題も考慮する必要なしです)
「打ち続けたくなる快感」による業務改善
Keychron K2 HE は、コトコトというキーボードの打鍵感により、心地よいフィードバックが得られます。
この快感を味わいたいという思いから、キーボード入力をしたいと思えるようになり、自然とキーボードに触る時間が長くなるかもしれませんw
それ以外にも、底打ち感や指への負担が軽減することも期待される効果のひとつです。

磁気式スイッチを作業に使うという贅沢
磁気式スイッチは昨今の流行りだと思っているのですが、これは本来ゲーミング用途であると個人的には感じています。
磁気式スイッチは磁気センサーで押し込みの深さを判定する仕組みとなっており、一般的なスイッチにある金属ピンがありません。
それが故に、押し込みの深さを自分で任意に設定することができるという利点があります。
私は、キーの判定ポイントを少しだけ深めに設定しています。
これは他のキーにちょっと触れるだけで誤入力が発生することを防ぐのに役立っています。
あと、深く打ち込んだときのコトコトというフィードバックを存分に味わうという個人的趣向もあります。
このあいだ買ったKeychron K2 HEとMX KEYS miniの打鍵音の比較を撮ってみたけど、やっぱK2 HEのコトコト感はいいな pic.twitter.com/kMmTSnnjku
— 自由電子 (@free_denshi) 2026年3月12日
やっぱり文字を入力するフィードバックがしっかりあると、心地よいですし、「作業している感」が出ていいですよ。
過去に使っていた MX KEYS mini はコンパクトかつ軽量による持ち運びのよさや、打鍵音が静かという点で非常に優れていました。
が、優等生であるがゆえに、指へのフィードバックが軽いうえに一定で、段々と脳が刺激を欲してきてしまいます。
一打ごとに指先に 「書いてる感」 を返してくれるという感覚が、単調な業務をクリエイティブな時間に変えてくれるでしょう。
天然木が Surface のアクセントに
K2 HE は側面が木でできています。
このデザインに惹かれて購入したというのもありますが、デスク セットアップのいいアクセントになってくれています。
Surface Pro はマットな感じのアルミニウム ボディですが、悪く言うと無機質な 1 枚板です。
ガジェットはどうしても金属素材が多く、無機質になりやすいです。
(MacBook ですらそんな感じになりますよね……)
そんなデスク セットアップに華を添える意味でも K2 HE はいい選択肢かと思います。
材質は花じゃなくて木ですがね!(バカウケギャグ)

欠点 : 右の Shift キーと上矢印キーが同一になっている
ここまで褒めてきた K2 HE ですが、個人的に懸念点が無いわけではないということも確かです。
それは、右の [Shift] キーと上矢印キーが同一になっているということです。
どういうことかというと、こういうことです。

デフォルトではこの [Shift] キーは上矢印に設定されており、[Shift] キーとして機能させるためにはキーマップを変更する必要があります。
私は普段、[Shift] キーを使うときは右側のキーを多用していることから、この点には非常に難儀させられました。
キーマップの変更による対処
これに対してどのように対策を行ったかと言いますと、先ほど少し出てきたキーマップの変更です。
キーマップの変更は簡単で、Web 上のランチャーから実施します。
K2 HE と PC を USB Type-C で接続し、 https://launcher.keychron.com/ へアクセスするだけで簡単にキーマップの変更が可能です。

ここで、私は以下の通り、右の [Shift] キーを有効にし、代わりに隣の [end] キーを上矢印に割り当てることで対策をしています。

このように、キー配置の欠点があった場合でも Web のランチャーから簡単に変更ができるのも、このキーボードの利点だと考えています。
余談 : ARM と Web ランチャーの親和性
ARM 版の Windows はよくソフトウェアの互換性を気にしがちです。
より OS に近い存在であるドライバー周りはエミュレーションもできませんし、新しくアプリケーションを入れてキーマップの変更をする場合は、相性を少しだけ考える必要があります。
ただ、Keychron 製品は Web ランチャーが利用できるため、そのような ARM 特有の気になりポイントを無視することができます。
この点は普段利用しているとなかなか気づきにくいですが、隠れたメリットだと考えています。
欠点 : キーボードの高さがあるため、手が疲れるかも?
私は手を少し浮かせてキーボード入力をするクセがあるのでそこまで気にならないのですが、K2 HE はキーボードの厚みがあります。
そのため、人によってはパームレスト (手首置き) が無いと疲れてしまう可能性があります。
その場合は、以下のようなパームレストの導入を検討してみるとよいでしょう。
こちらは Keychron の純正のパームレストのため、サイド パネルとの一体感もあるため、デスクの統一感を得ることができます。
そして木製のパームレストであれば、木の温かみが、より Surface に華を添えてくれるでしょう。
まとめ
デザインと打鍵感に惹かれて購入した K2 HE ですが、個人的には買って後悔はしていません。
欠点と思ったキーの配置もキーマップの変更が簡単にできたため、すぐに払しょくすることができ、自宅での執筆ライフを謳歌しています。
Surface 純正のキーボードと比較すると、押し込む量が増えるため、指が疲れるかなぁという点も考えていました。
しかしながら、実際は心地よい触角のフィードバックによって、かえって作業が捗り、疲れもそこまで強く感じないという結果であり、満足のいく買い物ができたと考えています。
Surface を使う上で、純正キーボードだけで入力をすべて完結させるのは個人的にはもったいないと考えています。
どうせただの 1 枚板、木製のアクセントを楽しんだり、打鍵感を楽しんだりと、自分で好きなように楽しめるのが Surface Pro のいいところ。
ぜひ皆さんも、指と音による快感と集中力を買ってみませんか?
余談 : 右の Shift キーと上矢印キーが別のバージョンもあるよ
今回私が挙げた欠点である、右の [Shift] キーと上矢印キーが同一のキーに割り当てられている問題によって購入を躊躇したあなたへ向けた余談です。
実は別バージョンの K8 HE というキーボードが、右の [Shift] キーと上矢印キーが物理的に別々になっています。
今回私はコンパクトなキーボードが欲しかったため K2 HE を選択しましたが、上記の欠点に対し、物理的に対処をしたい方にとってはこちらの方がよい選択肢になるかと思います。
デスクの広さに余裕があるのでしたら、最初からこちらの K8 HE を選ぶのが、迷いのない正解かもしれません。