Delivery Optimization Service (DoSvc) について以下の記事にて概要を説明しています。
ですが、それを理解した一方で 「結局このサービスは止めてよいの?」 という疑念が生じる方もいらっしゃるかと思います。
この記事ではそんな疑念に対する考察をします。
DoSvc は止めても大丈夫?
結論から述べますと、筆者としては DoSvc の停止はお勧めしません。
DoSvc は Windows Update と密接に連携しており、
停止すると次のような問題が起きる可能性があります。
- Windows Update が進まない
- 更新が失敗しやすくなる
- 更新に異常に時間がかかる
特に、Microsoft からの公開情報で以下の記述があります。
Don't set DownloadMode to '100' (Bypass), which can cause some content to fail to download with error code 0x80d03002. Starting in Windows 11, DownloadMode '100' is deprecated. ※ 日本語訳だと本意を捉えることが難しい表現でしたので、英語版のドキュメントを抜粋しています。
Don’t set なので 「~するな。」 という禁止の文言ですね。
加えて、最後に Windows 11 については Bypass の設定に関して deprecated (非推奨) と述べています。
DownloadMode については以下の記述があり、配信の最適化を用いない '100' の値は非推奨となっています。
Windows 11以降、このオプションは非推奨です。 ダウンロード モードを '100' (バイパス) に構成しないでください。これにより、一部のコンテンツがダウンロードに失敗する可能性があります。
以上のことから、筆者としては DoSvc を止めてしまうと更新プログラムの適用に影響が出る可能性が発生することからお勧めしないと判断いたしました。
通信量が気になる場合はどうする?
ここからはパフォーマンス チューニングの話が絡んでおり、一気に上級者向けの話になりますため、敢えて抽象的な内容のみを記載します。
まず、通信量が多いから DoSvc を止めるのではなく、Windows の設定から通信量を調整することができるため、それを行ってみるという手段があります。
設定画面では、更新に使う通信量を制限することや、バックグラウンド時の帯域を抑えるといったことができます。

これにより、サービスは停止せずに通信を制限することが期待できます。
何をどれくらい調整できるかという点についても、Microsoft の公開情報が役に立つかと思います。
まとめ: DoSvc は止めるのではなくチューニングをしよう
以上の内容をまとめると、
- Delivery Optimization (DO) は Bypass してはならない = 止めてはならない
- 通信料が気になる場合は設定画面の [Windows Update] > [配信の最適化] からチューニングを実施する
ということになります。
パフォーマンス チューニングが関連することから、普段のネットワーク利用帯域を計測したうえで上限値を決めるなどの手間が生じてしまいますが、DoSvc を止めると更新プログラムの適用に影響が出る可能性がある旨が Microsoft から明言されています。
そのため DoSvc は止めないようにしましょう。