Windows では、普段ユーザーが使っているアプリケーションとは別に、サービスと呼ばれるものが動いています。
本記事ではサービスとは何か、止めてもよいかを確認する簡単な判断基準について紹介をしていきます。
※ 本記事は「各サービスの設定方法」を解説するものではなく、サービスを触る前に考えるべき判断基準を整理することを目的としています。
サービスとは
サービスを一言で言うと、Windows でバックグラウンドで実行されているプロセスのことです。
サービスにはスタートアップの種類があり、以下の種類があります。
- 自動: OS 起動時に一緒に起動する状態
- 自動(遅延開始): OS 起動時に一緒に起動する状態だけど、最初に上記のサービスが全部起動した後に起動される状態
- 自動 (トリガー開始): OS 起動時に起動する状態だけど、仕事が終わるとサービスが停止し、以降は必要に応じて動く状態
- 手動 : 自動で起動せず、ユーザーが起動するか他のサービスから起動されるなどの要因で起動する状態
- 手動 (トリガー開始): OS 起動時に自動で起動しない状態だけど、必要に応じて動く状態
- 無効: 動かない
サービスについて確認するには
タスク マネージャーを起動して "サービス" タブを開くと [サービスを開く] というところがあるので、そこをクリックすると開くことができます。


サービスを止めてもよいかを判断する
実は Windows Server 2016 だけ、Microsoft からサービスの一覧が公開されています。
基本的にはこの内容に従っていくことになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | サービスの名前 |
| Description | サービスの詳細を参照した際に記載されている説明文 |
| Installation | ユーザーがインストールする必要があるかどうか |
| スタートアップの種類 | デフォルトのスタートアップの種類 |
| Recommendation | Microsoft が推奨する設定 |
| Comments | 何か特記事項があれば記載があるはず |
重要なのは Recommendation の項目です。
この項目は以下の 4 つに分かれていると公開情報に記載があります。
- 無効にする必要があります。これは、このサービスを無効にして、システムの安全性を高める目的では使用しないでくださいということを意味します。
- [OK] で無効にします。これは、セキュリティ上の理由からこのサービスを無効にする必要はありませんが、必要ない場合でも安全に無効にできるということを意味します。
- 無効にしないでください。これは、このサービスを無効にすると、重要なシステム機能に影響を与えたり、特定の役割や機能が意図したとおりに動作したりできなくなるということを意味します。 このサービスは常に有効にしておく必要があります。
- (ガイダンスなし)、一部のサービスでは無効化の影響が完全に評価されていないため、既定の構成のままにすることが推奨されています。
無効にしないでください、もしくはガイダンスなしの場合は変更しない方がよいと判断できます。
各サービスについて
今後、調査・検証ができ次第、他の主要な Windows サービスについても順次追記していく予定です。
AppxSvc
Microsoft Store アプリのインストールや更新を担当するサービスです。
CPU使用率や常駐挙動から「無効化してもよいか?」という疑問を持たれやすいサービスのひとつです。
詳細は以下をご参照ください。
DoSvc
Windows Update の配信最適化を担当するサービスです。
ネットワーク帯域を使う挙動から、停止可否を検討されることが多いサービスです。
詳細は以下をご参照ください。