Windows のトラブルシューティングをしていると、「0x80070005」「0x00000102」などの意味不明な数字だけが表示されて困った経験はないでしょうか。
今回は、そうしたエラー コードの正体を手早く調べられる Microsoft エラー ルックアップ ツール を紹介します。
※ 今回紹介するツールはコマンド プロンプトなどを利用できる中級者に向けたものとなります。
エラー コードとは?
エラー コードについて簡単に言うと、問題が発生したときの内容を数字や文字列で表したものです。
文字列のエラー コードはそれを読めばわかりますので、今回の記事では数字で表したものを取り上げることにします。
エラーはさらに Win32 の System Error Code や Windows の内部の通信で使われる COM にて取り扱われる HRESULT、ドライバーなどのカーネル領域で利用される NTSTATUS があります。
よくあるエラー コードの一例
Win32 System Code
- 0x5 : アクセス拒否
- 0x13 : データが無効です
HRESULT
- 0x80070005 : アクセス拒否
- 0x80070057 : パラメーター値が無効
NTSTATUS
- 0x00000102 : タイムアウト
- 0x00010001 : handled exception
※ これらの分類を覚える必要はありません。あくまでもエラー コードにはこういうものがあるんだと頭の片隅に入れておく程度でおっけーです。
Microsoft エラー ルックアップ ツール
使い方は至って簡単です。
以下の Microsoft のサイトからエラー ルックアップ ツールをダウンロードし、コマンド プロンプトや Windows PowerShell で実行するだけです。
使用するコマンドは Err_6.4.5.exe <エラー コード> です。
Microsoft エラー ルックアップ ツールの強みは、 エラーコードを「公式情報に基づいて」「一発で」人間が読める形にしてくれる点です。
私の環境ではどういう使い方をしているの?
私は C ドライブ直下に Erros という名前のフォルダーを作り、ここに "Err_6.4.5.exe" を配置しています。
これにより、Err までつづりを覚えていれば以下のように [Tab] キーを用いてパスの保管ができます。
Microsoft Windows [Version 10.0.22621.3007] (c) Microsoft Corporation. All rights reserved. C:\Users\_____>cd C:\Errors <- cd C:\err まで打って tab キーを押している C:\Errors>Err_6.4.5.exe <- err まで打って tab キーを押している
※ ユーザー名はマスクしています
プログラムの場所も迷子にならないのでこの方法で使っています。
実際の調査活用事例
以下の記事では Process Monitor というツールと組み合わせて、私の環境で発生した問題の調査と原因追及を行いました。
Microsoft エラー ルックアップ ツールでエラーを特定し、エラー コードに基づいて調査方針を決定して調査をしています。
ファイルが無い、というエラーの内容だったため、Process Monitor というツールを用いて、具体的に何のファイルが不足しているのかを確かめるという方法をとっています。
まとめ
Windows のエラー コードは一見とっつきにくいですが、意味が分かればトラブルシューティングの大きな手がかりになります。
また、エラーの内容を羅列してまとめているサイトなどもありますが、Microsoft エラー ルックアップ ツールを使えば、公式情報をもとにエラー内容を即座に把握できるうえに、一覧からエラーの内容を探す手間も簡略することができます。
トラブルシュートの際にはぜひ活用してみてください。