タスク マネージャーは「原因を知るための道具」
Windows を使っていて、
- 動作が重い
- ファンがうるさい
- 何か裏で動いていそう
と感じたとき、まず確認したいのが タスク マネージャー です。
タスク マネージャーは 「PC が今どんな状態なのか」 を確認するためのツールです。
そのため、タスク マネージャー単体では 「なぜそうなっているのか?」 という原因や、その解消までは至らない可能性もあります。
しかしながら、まずは「その環境が今どうなっているか」を知るだけで、不要な不安はかなり減ります。
タスク マネージャーの開き方
タスク マネージャーは、主に次の方法で開けます。
- [Ctrl] + [Shift] + [Esc] のショートカット キーを押下する
ショートカット キーについてはこちらの記事をご参照ください。 - タスクバー (スタート メニューを開くアイコンがあるバー) を右クリックし、[タスク マネージャー] をクリックする
- [Ctrl] + [Alt] + [Delete] を押下し [タスク マネージャー] をクリックする
- [Windows キー] + [R] を押下し、「taskmgr」 と入力後に [Enter] を押下する
まずは "パフォーマンス" タブを見てみよう
動作が重かったりファンがうるさいときは、まずはパフォーマンスを見てみましょう。
タスク マネージャーには "パフォーマンス" というタブがあり、その中では CPU やメモリ、ディスクやイーサネットなどのパフォーマンスを見ることができます。
その中で最低限見ておきたいものとして、CPU と メモリ と ディスク があります。
それらについてここだけは絶対抑えようというものを以下に紹介します。
※ あくまで初心者向けですので、中級者以上には眠たい内容や、多少突っ込みたくなるような内容になるかと思います。
CPU
赤枠で囲った部分が最低限見ておきたいポイントです。

グラフの部分はどんどん左側に情報が流れていきます。
このグラフは、そのときの CPU の負荷がどの程度だったかを示してくれます。
単純に言うと、水色の部分が多ければ多いほど負荷が高いということです。
そして現在の CPU の利用状況をパーセントで表した項目が 使用率 です。
これが 100 % に張り付くようであれば問題ですが、一瞬だけ 100 % になるとかであれば、それはただの一時的な負荷です。
どういうときに問題なの?
使用率が高い数字のまま張り付いてしまう状況であれば問題があるかも、と判断できます。
ただ、難しいのが 「具体的に、何 % 以上が高いの?」 という質問。
これは 「環境によります」 が回答です。
といいますのも、数字が高い状態に張り付く場合、大きく分けて以下の 2 つの問題が考えられます。
- 何か動き続けているアプリケーションが存在し、負荷をかけている
- そもそもスペックが不足している
前者であれば Windows やそのうえで動作しているアプリケーションの問題となります。
ただ、後者については Windows ではどうしようもありません。
よく 「設定で何とか CPU の使用率を減らしたい」 と言う方もいらっしゃいますが、Windows もソフトウェアである以上、最低限確保しなければならないリソースがあります。
その利用に耐えきれない環境は、おとなしくハードウェア側を増強する以外にありません。
メモリ
メモリについて確認しておきたい項目は以下の赤枠の部分。

グラフの部分は CPU と同じ見方です。
水色が多ければ多いほど使用しているメモリが多いです。
そして 使用中 と 利用可能 の項目は、読んで字の如く。
現在使っているメモリと、利用可能なメモリの値です。
初心者は以上の確認内容でおっけーです。
コミット済み、等は仮想メモリの値に関するお話となり、仮想メモリ不足などに関連する可能性もありますが、一旦スルーで問題ありません。
中級者の皆様へは豆知識。
メモリにはいくつかの状態があります。
キャッシュ データ等、現在リアルタイムで利用されているわけではないが、すぐに使えるように確保されている状態のスタンバイや、現在本当に何も利用されていないフリー等の状態が存在することはご存じですね?
利用可能 の数字は、上記のスタンバイ状態のメモリとフリーの状態のメモリを合計した値になります。
Windows のメモリ管理は、フリーの状態のメモリを利用し、不足した場合にはスタンバイ状態のメモリを解放して利用します。
どういうときに問題なの?
こちらも同様に、使用率が高い数字のまま張り付いてしまう状況であれば問題があるかも、と判断できます。
ただし先ほどと同様にどれくらいの数字が異常値か、等については環境による、と言わざるを得ません。
こちらも慢性的なスペック不足なのか、Windows 上で何かアプリケーションが動いていることによる問題かという点については見極めが必要です。
ディスク
ディスクについては最低限、赤枠のグラフだけ見ればまぁよしです。

これはディスクの利用がアクティブな時間のグラフです。
端的に言いますと、先ほどと同様にグラフの黄緑が多いほどディスクの読み書きが多く行われているということ。
つまり忙しいわけですね。
どういうときに問題なの?
これは 100 % に張り付く状態がずっと続くようなら何かがディスクを使い続けています。
ディスクと言っても、読み書きなどの複数の操作を全く同時に行っているわけではなく、高速で処理を切り替えているわけです。
何かがディスクを使い続けていて、処理の切り替えができなかった場合、以降の処理が進まず 重い と感じるわけですね。
"プロセス" タブを見てみよう
それでは次に"プロセス" タブを見てみましょう。
プロセスの項目では、今起動しているアプリケーションや、バックグラウンドで動いているプロセスが見えるようになっています。

この画像では "アプリ (6)" と記載のある内容が今開いているアプリケーションで、それ以外がバックグラウンドで動いているプロセスです。
"CPU" をクリックすると、使用率が高い順で並べることができます。

この瞬間は、サービス ホストというバックグラウンド プロセスの使用率が高い他、起動しているアプリとしてはタスク マネージャーが最も CPU を利用していることがわかります。
では、次に "メモリ" をクリックするとどうなるか。メモリの使用率が高い順で並べることができます。

先ほどの CPU は一過性の負荷だったようで、0 % になっています。
一方でメモリを見ると Microsoft Edge とエクスプローラーがメモリを消費していることがわかりますね。
このように、"プロセス" タブでは、何がどれくらいリソースを利用しているかが見えるようになっています。
まとめ: 結局 "重い" とは?
Windows が重いと一口に言っても種類があります。
- 特定のプロセスだけが重い
- Windows が全体的に重い
- Windows やプロセスは問題ないけど反応が無い (ネットワーク等)
要因を細分化すると、先ほどのメモリや CPU、ディスクの話なども出てくるわけです。
これを一口に 「Windows が重い」 とだけ言っても、残念ながら意図は伝わりません。
今回の記事は 「何がどう重い」 を気にかけるための足掛かりにしていただけたらと思います。