新しい Windows PC を購入した直後は、初期設定のままだと動作が重くなったり、バッテリーが減りやすくなったりすることがあります。
この記事では 「最初の30分で必ずやるべき設定」だけを厳選 して紹介します。
これだけで Windows の快適さが大きく変わる!……かも?
- Windows Update を最新にする
- 不要アプリを削除する
- 電源 & スリープ設定を最適化する
- スタートアップアプリ(自動起動)を整理する
- クリップボードの履歴を有効化する
- OneDrive の同期設定を整理する
- ディスプレイ設定を最適化する
- 拡張子と隠しフォルダーを表示する
- 通知設定を整理する
- 復元ポイントの設定
- まとめ
Windows Update を最新にする
Windows は毎月、第二火曜日 (日本時間だと水曜日ごろ) にセキュリティ更新プログラムを配布しております。
(通称 Patch Tuesday)
初期状態の Windows は上記の最新の更新が適用されておらず、セキュリティの問題や動作不安定の原因になります。
本記事執筆時点では、以下のように、2025 年 7 月以降の更新プログラムを適用していない場合、セキュアブートの証明書の期限が失効してしまい、結果としてセキュアブートが利用できないという問題を発生させることがございます。
このような既知の問題を未然に防ぐためにも、更新プログラムを最新にする必要があります。
そしてインターネットではよく 「更新プログラムは利用しないべき!」 という声も少なくないですが、常に最新にしておきましょう。
更新プログラムを適用しない、という行為はその危険性を正しく判断できる方のみが行ってください。
手順
- 設定アプリを起動し、[Windows Update] をクリックします
- [更新プログラムのチェック] をクリックします
- "最新の状態です" と表示されていれば OK です

不要アプリを削除する
Surface やクリーン インストールした OS にはありませんが、メーカーから販売されている PC を購入した場合、メーカー独自のアプリが自動起動する場合があります。
これはメモリーなどのリソースを消費することはもちろんですが、自動で起動してウィンドウが表示されるなどの状況があると、目に見ても鬱陶しく思えてしまうこともあります。
そのような場合には、対象のアプリケーションをアンインストール (削除) してしまいましょう。
手順
- 設定アプリを開き、[アプリ] > [インストールされているアプリ] の順にクリックします

- 不要なアプリケーションの […] をクリック後、[アンインストール] をクリックします

削除候補となるアプリケーション
- 試用版ソフト
- 使っていないアプリ
- 不要なメーカー系ユーティリティ
削除してはいけないアプリケーション
巷には便利な方法がありまして、Windows PowerShell というものを用いて、コマンドでアプリを一括で削除してしまおうという記事などを目にします。
ただ、その方法は大抵のアプリをアンインストールできてしまう一方で、望ましくないアプリをもアンインストールできてしまいます。
それは Microsoft Store というアプリです。

learn.microsoft.com Microsoft から公開されている公開情報には以下の記載があります。
Microsoft Store を何らかの方法でアンインストールして再インストールする場合、Microsoft がサポートする唯一の方法は、オペレーティング システムをリセットまたは再インストールすることです。 Microsoft Store が再インストールされます。
重要
Microsoft Store アプリのアンインストールはサポートされておらず、アンインストールすると意図しない結果が生じる可能性があります。
Microsoft Store をアンインストールまたは再インストールするための回避策はサポートされていません。
つまりどういうことかというと……
- Microsoft Store アプリをアンインストールした場合、意図しない結果が起きる可能性がある ("意図しない" なので当然何が起きるかわからない)
- なおす方法は OS を再インストールするしかない
ということです。
気を付けましょう。
電源 & スリープ設定を最適化する
電源設定は節電とパフォーマンスのバランスを取ったモードが既定値に設定されています。
しかし、場合によってはより省電力にしたい場合や、パフォーマンスを求める場合があるかと思います。
そのため、自分に合った電力設定を行い、これは都度使い分けるようにすることをおすすめします。
手順
- 設定アプリを起動し、[システム] > [電源] をクリックします

- [電源モード] を自身にとって最適な設定にします

推奨設定
- 電源モード:バランス or 推奨
- スリープ・画面オフを調整
バッテリー駆動の場合は早めに画面オフして、しばらく操作しなければスリープ等
玄人向けのおはなし (レジストリがわかる人向け)
今の私の環境の Windows 11 version 24H2 と現行最新の Windows 11 version 25H2 を比較すると、バッテリーの設定値の文言が以下のように違っていました。
Windows 11 version 24H2
- 推奨
- 高パフォーマンス
- 最適なパフォーマンス
Windows 11 version 25H2
- 最適な電源効率
- バランス
- 最適なパフォーマンス
これらの違いについては以下の通りとなります。
Windows 11 version 24H2
- 推奨 (00000000-0000-0000-0000-000000000000)
- 高パフォーマンス (3af9b8d9-7c97-431d-ad78-34a8bfea439f)
- 最適なパフォーマンス (ded574b5-45a0-4f42-8737-46345c09c238)
Windows 11 version 25H2
- 最適な電源効率 (961cc777-2547-4f9d-8174-7d86181b8a7a)
- バランス (00000000-0000-0000-0000-000000000000)
- 最適なパフォーマンス (ded574b5-45a0-4f42-8737-46345c09c238)
各レジストリの違いについては以下をご参照ください。
超ざっくり言うと……
推奨 = バランス
最適なパフォーマンス = 最適なパフォーマンス
だけど、高パフォーマンス ≠ 最適な電源効率 ということです。
スタートアップアプリ(自動起動)を整理する
不要アプリを削除する項目と似たお話になりますが、
手順
- [Ctrl] + [Shift] + [Esc] を押下し、タスクマネージャーを起動します
- [スタートアップアプリ] をクリックします

- 状態が "有効" になっている不要なアプリを右クリックし [無効化] をクリックします

無効にする候補となるアプリケーション
- Xbox などのゲームランチャー
- Spotify 等のストリーミング系アプリ
- Adobe系(常駐不要)
- スマートフォン連携などの普段使っていないアプリ
クリップボードの履歴を有効化する
非常に地味ですが、クリップボードの履歴という機能があります。
これはその名の通り、文字列等、コピーや [Ctrl] + [C] でコピーした内容を保存してくれます。
便利なところとしては、文字列はもちろんのこと、画像の履歴も残るのです。

例えばメールでよく打つ文章のテンプレート、何度もコピペするの面倒ですよね?
そういうときにこのクリップボードの履歴を使えば 1 度コピーするだけで何度も呼び出すことができるようになり、使いこなせばかなりの作業効率化が見込まれます。
手順
- [Windows キー] + [V] を押下します
- 以下の画面が表示されたら [オンにする] をクリックします

OneDrive の同期設定を整理する
最近 OneDrive さんがデスクトップまで同期するようになって、ちょっと使い勝手が悪くなった印象を受けています。
なんせデスクトップに配置したものを何から何までバックアップ取ってしまって OneDrive の容量圧迫するわ、OneDrive の中がとっ散らかるわ……
ということで、少なくともデスクトップの同期は切っておいた方が幸せになれるかと思います。
今回はドキュメント フォルダーを例に、同期を切る方法を紹介します。
手順
- 画面右下のタスク トレイにある雲のマークをクリックします
- 縦長の画面が表示されたら、右上の歯車マークをクリックし、[設定] をクリックします

- "OneDrive 設定" が開くため、[同期とバックアップ] > [バックアップを管理] の順にクリックします

- "この PC のフォルダーをバックアップする" が開くので、トグル ボタンがオンになっているものをクリックします

- "ドキュメント フォルダーのバックアップを停止しますか?" という表示が表示されるので、[バックアップを停止してファイルの保存先を選択する] > [自分の PC 上のみ] を選択して [続ける] をクリックします

ディスプレイ設定を最適化する
確か Surface はディスプレイの [拡大/縮小] の項目がデフォルトで 200 % だったと記憶しています。
私はこれだと少し大きすぎると感じており、150 % にしています。
(もう 125 % が見づらくなってしまったよ……)
外付けの 4K モニター (DELL U3223QE) も解像度を 150 % にしていますが、このあたりの画面の大きさは生産性にダイレクトにかかわってきます。
そのため、初期設定のうちに自分にとって快適な大きさを見つけておきましょう。
手順
- 設定アプリを起動し、[システム] > [ディスプレイ] の順にクリックします

- 複数ディスプレイの場合、対象のディスプレイをクリックします (1 枚の場合は不要)

- [拡大/縮小] をクリックし、自分にあった倍率を選択します

拡張子と隠しフォルダーを表示する
Windows では既定の設定ではファイルの拡張子 (ファイルの後ろにつく .txt のようなもの) や隠しファイル、隠しフォルダーが非表示になっています。
隠しフォルダーは見えなくてもそこまで困らないのですが、拡張子は見えないと、「ファイル名.txt.jpg」 のように、二重拡張子になってしまう可能性などが考えられます。
これを防ぐために、事前に表示するようにしておきましょう。
手順
- [Windows キー] + [E] を押下し、エクスプローラーを表示します
- [表示] > [表示] をクリックし、[ファイル名拡張子] と [隠しファイル] を選択します

通知設定を整理する
通知の管理をしないと、通知だらけになって本当に必要な通知がわからなくなってしまう可能性があります。
これは初期設定時もそうですが、アプリケーションをインストールした際など、定期的に設定を見直すことを推奨します。
手順
- 設定アプリを起動し、[システム] > [通知] をクリックします

- 画面を少し下にスクロールすると "アプリやその他の送信者からの通知" という項目があることを確認します
- 必要な通知をオンにし、不要な通知をオフにします

ぜひやっておきたい "追加の設定"
Windows 11 を使っていると、起動時に以下のような画面が表示されることがあります。

このような表示を非表示にするために、上述の "手順" の通知の中に [追加の設定] というものがあります。
デフォルトではこれが展開されていないので、クリックして展開してみると以下のような表示を見ることができます。

- 更新後およびサインイン時に Windows のウェルカム エクスペリエンスを表示して、新機能と提案を表示する
- Windows を最大限に活用し、このデバイスの設定を完了する方法を提案する
- Windows を使用する際のヒントや提案を入手する
この 3 つの設定はいずれも Windows の新機能や先ほどの画面、ヒントをぴょこぴょこ表示するものになります。
なんというか、まぁありがた迷惑機能と思う方も多いと思うので、こちらの 3 つの設定はチェックを外すことをおすすめします。
復元ポイントの設定
これはお世話にならない方がよい機能ではありますが、万が一 Windows を使っていて、設定を変更したら変なことが起きるようになったなどのことが無いとも限りません。
そういう時に、以前の状態に復元する、復元ポイントという機能があります。
手動で復元ポイントを作成することもできるのですが、Windows では自動で復元ポイントを作成する機能があります。
ここではその復元ポイントの自動作成を有効にする方法を紹介します。
手順
- [Windows キー] + [R] を押下後、「sysdm.cpl」 と入力し [Enter] を押下して "システムのプロパティ" を起動する
- "システムの保護" タブをクリックし、保護設定の項目にて "Local Disk (C:) (システム)" が有効になっていることを確認します

- 無効になっている場合は "Local Disk (C:) (システム)" を選択後、[構成] をクリックします

- [システムの保護を有効にする] を選択し、ディスク領域の使用量を任意の値に設定して [OK] をクリックします

まとめ
今回紹介しました内容で、必ずやっておけ!というものは Windows Update です。
これは Windows の動きそのものにかかわることもあるので必須と言ってもよいものですが、それ以外は正直なところ、ユーザーの好きにして構いません。
Windows はカスタマイズできるところが多いので、特に 「これはやっておくとよいよ」「これはパッと見直せるよ」 というものを紹介することが本記事の目的です。
自分好みの設定を見つけて、効率的かつ快適に Windows を使っていきましょう!