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iPad に続き、Microsoft から新型の Surface が発表されましたね。
Surface 大好きマンな私として今回の内容について自分の意見や調べたことを踏まえながら、注目ポイントや購入するかどうかの意見をまとめてみました。
価格
だから色でスペックを縛るのをやめろと何度言えばry
別にサファイア カラーで最高スペック使ったっていいじゃないか。
なんで最高スペックはブラックかプラチナで縛るのか。
なんかそんな縛りでもつけて性能上げたりしてるんでしょうかねぇ。
ちなみに今回のカラーリングはプラチナ、ブラック、サファイア、デューンの 4 色です。
※ デューンってどんな色かパッとわからんと思うので以下の画像を参考にしてください
それでは価格をまとめた表をどうぞ。
Surface Pro
CPU | 本体カラー | メモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|---|
Snapdragon X Plus | サファイア デューン ブラック |
16 GB | 512 GB | 240,680 円 |
プラチナ | 16 GB | 256 GB 512 GB |
207,680 円 240,680 円 |
|
Snapdragon X Elite | サファイア デューン ブラック |
16 GB | 512 GB 1 TB |
295,680 円 328,680 円 |
プラチナ | 16 GB | 512 GB 1 TB |
295,680 円 328,680 円 |
|
32 GB | 1 TB | 394,680 円 |
Surface Laptop 13.8 インチ
CPU | 本体カラー | メモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|---|
Snapdragon X Plus | サファイア デューン ブラック |
16 GB | 512 GB | 240,680 円 |
プラチナ | 16 GB | 256 GB 512 GB |
207,680 円 240,680 円 |
|
Snapdragon X Elite | サファイア デューン プラチナ |
16 GB | 512 GB 1 TB |
279,180 円 312,180 円 |
ブラック | 16 GB | 512 GB 1 TB |
279,180 円 312,180 円 |
|
32 GB | 1 TB | 378,180 円 |
Surface Laptop 15 インチ
15 インチの Surface Laptop は Snapdragon X Elite のみになります。
CPU | 本体カラー | メモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|---|
Snapdragon X Elite | プラチナ | 16 GB | 256 GB 512 GB 1 TB |
268,180 円 301,180 円 334,180 円 |
ブラック | 16 GB | 512 GB 1 TB |
301,180 円 334,180 円 |
|
32 GB | 1 TB | 400,180 円 |
今回の Surface の注目ポイント
CPU に Snapdragon を使用
Surface Pro 9 では ARM プロセッサとして SQ3 という独自プロセッサを利用していました。
しかし今回から Snapdragon X Plus や Snapdragon X Elite という ARM プロセッサが利用されました。
既にその CPU を搭載している PC の情報もありますし、独自プロセッサというわけではありません。
そして搭載されている Snapdragon X Elite は X1E-80-100 という情報もあります。
引用: https://www.qualcomm.com/products/mobile/snapdragon/pcs-and-tablets/snapdragon-x-elite
これが本当であれば、以下のようなリーク情報によるスペック比較と一致するため、参考値として考えていい数値なのかなと思います。
ローカルでCopilot が使える
これは将来的な話もあるかと思いますが、いずれはローカルで Copilot 機能が利用できるという話。
よく Copilot について言われる話としては
- Copilot で使ったデータは学習に使われるのか
- そのデータはどこに飛ばされてどうやって管理されているのか
という話がつきまとい、正直なところビジネスでは機密情報漏洩を防ぐために活用が厳しい現状があったかと思います。
ですが、ローカルで全て処理可能となれば話は変わってきます。
なにせどこかに質問内容のデータが転送されるわけでもなし、上記の情報保護には一役買ってくれることが期待されます。
正直私もこれはぜひ使ってみたいです。
そして今回発表された Copilot の機能は以下の 3 つです。
- Recall : キーワードに関連する内容で、過去に開いたファイルへのアクセスを容易にする
- Cocreator : 画像のブラッシュアップから、新たな画像を生成する
- ライブキャプション : 母国語以外の言語をほぼリアルタイムで翻訳し、字幕で表示する
個人的に最も気になる機能はライブキャプションです。
私は外資系に勤めているため、英語のミーティングが発生します。
しかしながら私は英語がボロボロなので、英語が聞き取れないことがありますが、ライブキャプションだとその心配もなくなりそうです。
そして前述のとおり、ローカルで翻訳が完結するため、ミーティングの内容がオンラインの AI に学習されて情報が流出する心配もなさそうです。
今後に期待したいものとしては Cocreator があります。
Windows 標準のペイントだけでなく、Adobe 社の Photoshop や Lightroom は既に Copilot+ PC で利用ができ、更にIllustrator や Premiere Pro も今夏に提供が予定されているとのこと。
そして動画編集でよく使われる DaVinci Resolve Studio でも Cocreator が利用できるようです。
上記はいずれもクリエイターがよく使う有名どころのアプリであり、これらに Cocreator 機能が使えるようになればかなりの効率化が見込まれるのではないかなぁと考えています。
バッテリーが結構もつ、らしい
Mac と Surface では厳密な計測方法は異なるため、あくまで参考値となりますが、バッテリーのもちを比較した表が以下の通り。
機種 | バッテリー持続時間 |
---|---|
Surface Pro | 最大 14 時間の動画再生が可能 |
Surface Laptop 13.5 インチ |
最大 20 時間の動画再生が可能 |
Surface Laptop 15 インチ |
最大 22 時間の動画再生が可能 |
MacBook Air (M3) 13 インチ |
最大 18 時間の動画再生が可能 |
MacBook Pro (M3) 14 インチ |
最大 22 時間の動画再生が可能 |
どちらも ARM プロセッサなだけあって、かなりバッテリーはもつようになっている印象です。
ただ Surface Pro は筐体自体が 900 g 以下なこともあり、大きなバッテリーが積めない故の短さを感じます。
きっと有機 EL モデルなんて選んだら上記の数字なんてアテにならないくらい短くなるんだろうなぁ……
今回の発表の残念ポイント
カラーリングによって最高スペックが選択できない
これ Surface の記事を書くたびに言ってますがごめんなさい。
プラチナとブラック以外でメモリたくさん積ませろください。
Surface のサファイア カラー大好きマンな私は最高スペックが選択できなくてがっかりです。
64 GB メモリ搭載ならず
正直今回は 64 GB メモリ積んでくるかなって思ってただけに落胆が大きかったです。
こっちの Surface では 64 GB 積んでくれたんですけどね……
Adobe とか DaVinci Resolve への Copilot 利用を進めるならメモリいっぱいあった方がいいと思うんですよ。
Snapdragon X Elite のスペック シート見ても 64 GB までいけるっぽいし。。
Surface Pro の新しいキーボード高すぎる
iPad Pro のキーボードといい、Surface Pro のキーボードといい、高すぎです。
キーボード単体で 6 万円、ペンとセットで 8 万円って正気ですか???????
高いって文句つけまくった iPad Pro より上じゃないですか。
新機能としてはこんな感じ?
- Copilot キーがついた
- マイク ミュートのキーがついた
- Snipping Tool へアクセスするキーがついた
- 本体から外してもキー入力ができる
- タッチパッドがハプティクスになった
- 傾斜がつけられるようになった
これで 8 万円……
これじゃあダメですかねぇ。。。。
マウスとセットでも 25000 円なんですが……
(なんか私が買った時より値上がりしてるような気がする。)
Surface を買うべきかの考察
Windows 11 version 24H2 以上のバージョンを使える人は一考の余地あり
まず、Windows 10 を使い続けたいとか考えている方は購入を見送りましょう。
そもそも Windows 10 は 2025 年の 10 月 14 日でサポート終了するのでそんな人はいないと思いますが。
Windows 11 version 24H2 からは Prism と呼ばれるエミュレーターが利用できます。
このエミュレーターによって、ARM プロセッサの環境であっても高速に従来のアプリが動作できることが見込まれるとのこと。
あくまでもエミュレーションなので万能ではありませんが、ほとんどのアプリは問題なく動作することが期待できます。
外部デバイスいっぱい使う方はちょっと見送った方がいいかも
エミュレーションについての説明をするうえで、「ハードウェアに近いアプリは動かない」 という言葉を使っている YouTuber さんを何人か見かけました。
ざっくり言うと OS には、Edge やエクスプローラーなど、我々が使っているアプリが動いているユーザー モードと、OS の大事な機能が動いているカーネル モードが存在します。
このうちカーネル モード上で動くものが 「ハードウェアに近いアプリ」 です。
そしてカーネル モード上で動く代表的なプログラムがドライバーです。
エミュレーションが行われるのはあくまでもユーザー モード上のアプリケーションのみです。
そのため、ドライバーがないと動かないデバイスを利用している場合は、提供元が ARM 環境で動くドライバーを開発してくれるのを待つしかありません。
外部デバイスやプリンター ドライバーを利用されている方は様子見するか、後に発表されることが予告されている Intel モデルを検討しましょう。
Copilot +PC を体験したい方はぜひ購入を
Recall や Cocreator、ライブキャプションはいずれもローカルで行われます。
業務の効率化にこれらが役立つ方は買うに値するのではと考えています。
まとめと私が購入するかどうか
今回の Surface はローカルで Copilot の機能が使える ARM プロセッサの発表、そしてバッテリーの持続時間やスペックが M3 チップの MacBook にかなり近づいたものになりました。
一方で前回の法人向けの Surface と違って 64 GB メモリが選択できないこと、Surface Pro のキーボードが高すぎる問題、ドライバーが対応していない場合には従来通りの環境が利用できなくなることが想定されるという面もありました。
私が買うかどうかの結論としては今回は見送ります。
その理由が以下の 2 点です。
- 業務上 Intel プロセッサが必要
- 個人用の PC としても現時点は Surface Pro 9 で十分
世間一般ではまだまだ Intel プロセッサが業務でよく利用されています。
私はサポート業務をしている以上、Intel プロセッサでローカル検証を行わなければならない場面が多数あるため ARM への移行は厳しいという点があります。
Intel CPU の環境にリモートデスクトップ接続ができ、調査ツールが動くのであれば移行が視野に入ります。
メモリが 32 GB までしか積めないという点は、正直手元で検証を行わなければ 32 GB で十分であるため、見送りポイントには含めませんでした。
そして個人利用としても、最大のポイントである Copilot はさほど活躍しません。
ブログ執筆と勉強以外には基本的にはコンテンツ消費として Surface Pro 9 を利用しています。
今後もっとクリエイティブなことをするのであれば個人用に買ってもよいかなと考えましたが、現時点ではスマホゲームができる iPad Pro の方が購入のメリットが大きそうだと考えました。
触ってみたら心変わりするかもだし、早く実機触りたいなぁ。