#電子のブログ

仕事したくない外資系 IT エンジニアの雑記

Macbook Pro + Parallels がよさそうだなというお話

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私はこのかた Windows ばかりを使ってきました。
Mac も使ったことはありますが、大学の講義のときにちょっとだけ触る程度でした。
(そのときも使いづらくてイライラしながら使ってた記憶があります……)

根っからの Windows ユーザーであったこともあり、Surface という Microsoft 純正のブランドが出た時には一気に惚れ込みました。

そんな私がなぜ急に Macbook Pro が良さそうだなと思ったのかという点をつらつらと記してみようかと思います。



Apple 社の製品が嫌いなわけではない

私は別に Apple 社の製品が嫌いというわけではありません。
特に iPad Pro や Apple Watch は個人的には大好きです。
iPad は実際に購入することによって紙を不要なものにしてくれました。
Apple Watch は手首でおおよその決済に対応できるスマートさがあって憧れます。

ですが Macbook や MacOS はあまり好きになれず使ってこなかったのです。

例えばファイルの削除のとき、Windows であればエクスプローラー上で対象のファイルを選択して [Delete] キーを押下すれば削除ができます。
Macbook ではそれができません。

以前は 「Mac は Windows と違って UNIX のコマンドが直接使える」 と聞いて、確かにそれは Mac がいいな!
と思っていた時期もありました。
ですが今は Windows Subsystem for Linux ができたことによって、メリットと感じなくなっていき、Macbook を自分で買える社会人になった今も Windows を使い続けています。

そんなこんなで Mac を触る機会を失い続けていたのが今の私です。



Apple Silicon は性能がすごい

Surface Pro 9 に導入されている Intel Core i7-1255U よりも性能が高く、消費電力も抑えめ。
GPU 性能も申し分なしと、モバイルでは群を抜いています。
GPU 性能が高いということもあるので YouTuber 御用達というのもなんとなく頷けます。

流石にデスクトップ PC に積むような Intel CPU + グラフィック ボードの組み合わせを持ち出すとそちらが高性能かと思いますが……

とはいえモバイルにしては十分な性能と控えめな消費電力で、ノート PC に利用するにはよい CPU と言えるでしょう。

やっぱり Apple 社のモバイルは魅力的なんだよなぁ。



Microsoft がサポートするようになった

なによりこちらですね。
Microsoft が M1, M2 Macbook へのインストールをサポートするようになりました。

support.microsoft.com

これはつまり Macbook 上で Windows を使えと言われているようなもの!(と勝手に考えています)



触ってみてよかったこと

ここからは実際に触ってみてよかったことを。
ただの仮想化した Windows と考えていましたが、思った以上に使いやすい印象を受けました。


発熱がかなり少ない

今の私の業務には HP の EliteBook 830 G8 を利用しています。
11 世代 Core i7 に 2 TB の SSD、64 GB メモリーと特に不満はありません。
ですが、仕事をしているとどうしても本体が熱くなり、ファンが高速で回転します。

私が Macbook Pro を触らせてもらって真っ先に感じたことは、発熱がかなり少ないということでした。

やっていることとしては私の普段の業務とあまり変わらないはずなのに、全然発熱がない。
これはかなり感動しました。


性能にかなり余裕がある

私が触らせてもらった端末は M2 Macbook Pro でした。
そのときに Parallels 上で作業をしているマシンのリソースを見せていただいたところ、なんと CPU 使用率は 20 % 程度。

メモリを爆食いすることで名高い Teams さんを酷使してなおこの余裕は素直にすごいと感じました。


バッテリーに余裕がある(らしい)

流石に丸 1 日借りることはできないので、どれくらいバッテリーが保つのかを聞いてみました。
すると、「9:00 - 18:00 くらいの勤務であればがっつり使っても充電が要らない」 という回答をいただきました。
これが本当だとすると驚異的なバッテリーです。


仕事と私用を 1 台で分離できる

Windows の環境で仕事も遊びもするのではなく。
Parallels で仮想化した Windows で仕事を行う。私用は Macbook で。
そもそも OS の互換性が無いので、いい意味でしっかり分離ができそうです。



ここはイマイチと感じたこと

見た目や使った感じはよかったのですが、話を聞いたり調べるとイマイチな点が見えてきました。


Parallels の年間利用料が結構痛い

Macbook で Windows を使うのであれば、Parallels というソフトを利用する必要があります。
(そのほかにも使えるソフトはあるのですが、完成度が圧倒的過ぎて実質これだけ、みたいな感じです。)

気になる使用価格はこちらです。

Standard Edition Pro Edition Business Edition
年額料金 買切 10400 円 11700 円 14700 円
VM あたりの仮想 RAM 8 GB 128 GB 128 GB
VM あたりの仮想 CPU 4 32 32
サポート サブスクリプションのみ 電話およびメールでの24hサポート
※日本語は平日 9:00 - 17:00
電話およびメールでの24hサポート
※日本語は平日 9:00 - 17:00

おそらく YouTuber やったりするくらいの利用内容なら、買い切りの 10400 円でも問題ないと思います。
ですが、Intel から Apple Sillicon に変わったように、対応しきれない変化が起きたとき、買い切りだと再度商品を買う必要があります。
OS は動かないと何もできなくなってしまう以上、そのような問題に対応する必要があります。

ということから、私は最低でも Pro Edition を利用する必要があります。
(高度な仮想ネットワークツールとか、Visual Studio プラグインとか欲しいし……)

そうなると、PC に月額料金がかかるようなものですね。
地味に痛い……


キーボードは許されない

あのキーボード、好きで使ってる人おる?
ってくらい私は Macbook のキーボードが気に入らないです。
過去のパンタグラフとかいう畜生に比べたらよくなっているものの、Surface Laptop の方が圧倒的に打鍵感は上と感じます。
さすがに Surface Pro のオプションのキーボードよりはよいけどね。

キーボードもうちょっと頑張ってほしい……


重い

1.6 kg は重いですね。
Surface Laptop Stuido は 1.8 kg ありますが、可変ギミックがあって手書きができるということを考慮すると、安定感を求めた結果かなとも考えられます。
ですが単純に 1.6 kg は持ち歩くには重いです。
バッテリーが長持ちすることとトレードオフと考えると致し方なしかもですね。


本体の値段がとても高い

M2 Macbook Pro 14 インチの最小構成は 28 万 8800 円です。
これで 12 Core CPU、16 Core GPU、メモリ 16 GB の SSD が 512 GB です。

SSD を 1 TB にするだけでなんとお値段 31 万 6800 円。
一気に 2 万 8000 円も増えました。

CPU は 1 番性能を低いやつ、メモリを 32 GB、SSD を 1 TB にすると 37 万 2800 円です。
最小構成から + 10 万円。これはすごい。

学割が効くとはいえ、ポンと買えてしまう学生さんはすごい……
時給 680 円、深夜バイトで 820 円だった私にはそんなお金は用意できませんでした。



結論 : お金を積めるなら割とアリ

不満点のほとんどがお金の話です。
なのでそれさえクリアできれば Windows を使う端末としても全然いい感じです。
キーボードも自分でいいものを購入して無線で接続などをすれば問題ないので、やはりお金で解決できます。

私は Logicool の G913TKL を利用しています。
これをそのまま流用すれば金銭面と、キーボードを持ち歩くことで更に重くならないか、という心配くらいです。

Surface Pro 9 の ARM 版も気になるけど、Macbook Pro で使ってみるのも面白そうだなぁ。