出典 : Microsoft Surface PC、コンピューター、ノート PC、2-in-1、デュアル スクリーン、オールインワンの公式サイト
赤枠で囲っている 4 つが新製品!
9 月 22 日 (現地時間) に Microsoft が新しい Surface の発表会を行いました。
現在 Surface を使っている私としては楽しみすぎて、思わずリアタイ視聴してしまいました。
Surface Go 3 や Surface Duo 2 の発表が噂されていましたが、それだけにとどまらず Surface Pro 8 や新しいシリーズの Surface Laptop Studio など、情報に溢れていました。
おそらく視聴されていた方々の中には、私のように情報の波に呑まれた方もいらっしゃると思います。(英語聞き取るのに必死だったなんて言えない)
そんな方はこの記事を通して、情報を整理してどの製品を買おうかを吟味してください!
> 今回発表されたプロダクトの概要
Surface Pro 8 は順当な進化。ハードウェア ビルドは Pro X に寄せてきた
Surface Pro 8 は第 11 世代の Intel Core プロセッサを搭載し、Surface Pro 7 から順当なスペック アップがなされました。
ディスプレイの面でも、Surface Pro 7 は 12.3 インチ ディスプレイでしたが、Surface Pro 8 は 13 インチ ディスプレイを搭載!
加えてディスプレイのリフレッシュ レートが最大 120 Hz とこちらもスペックの向上が見られました。
コネクターは Surface Connect のほかに Thunderbolt 4 を搭載した USB-C ポートが 2 つ搭載されるなど、ここにも変化が見られます。
Thunderbolt 4 対応は嬉しいですが、USB-A を排除するにはまだ早いかな、という印象です。
無線も Wi-Fi 6 に対応しております。
USB-A の廃止や Wi-Fi 6 など、次世代に切り替えてきているのは個人的には Good なポイントです。
Surface Go 3 はプロセッサ以外に目立った進化は無し
Surface Go 3 は正直なところ、マイナー アップデートという雰囲気を感じざるを得ませんでした。
一体何が違うのか、Microsoft から公開されているスペックを比較した結果、違う点は以下の点だけでした。
Surface Go 2 | Surface Go 3 | |
---|---|---|
プロセッサ | Intel® Pentium® Gold Processor 4425Y | デュアルコア インテル® Pentium® Gold 6500Y プロセッサ |
第 8 世代 Intel® Core m3 プロセッサ | クアッドコア第 10 世代インテル® Core™ i3-10100Y プロセッサ | |
ソフトウェア | Windows 10 Home (S モード) | Windows 11 Home (S モード) |
Office Home and Business 2019 | Office Home & Business 2021 | |
Xbox Game Pass Ultimate の 1 か月試用版 | ||
バッテリー駆動時間 | WiFi: 通常のデバイス使用時間は最大 10 時間 | Wi-Fi: 通常のデバイス使用方法で最大 11 時間 |
ワイヤレス | WiFi: IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax | Wi-Fi 6: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax 互換 |
Bluetooth ワイヤレス 5.0 テクノロジー | Bluetooth ワイヤレス 5.0 テクノロジー |
Wi-Fi 6 に対応し、CPU がちょっと変わり、バッテリーが 1 時間長持ちするようになった。
これ以外はなんとディスプレイの大きさも、本体の重量すら変わっていません!
う~ん…… Surface Go 2.5 みたいな様子を受けざるを得ないです。
Surface Duo 2 は 5G 対応やカメラの進化など、前回から大きな進化が
見た目は Surface Duo のときと同じく物欲を誘ういいデザインです。(カメラのでっぱりだけは気になりますが)
出典 : Surface Duo 2 – 生産性に優れたデュアル スクリーン モバイル – Microsoft Store
Surface Duo は Snapdragon 855 と、発売時期からすると少々古い CPU を搭載していました。
しかし Surface Duo 2 では Snapdragon 888 が搭載され、現在も十分に戦える性能になったのではないでしょうか。
8 GB メモリを搭載し、CPU とメモリの両方でスペックの向上が見られます。
そして無線は Wi-Fi 6 に対応しており、次世代の通信規格をしっかりおさえています。
Surface Duo ではカメラの性能が微妙、そもそもソフトウェアがよろしくないという声が多々ありました。
それに応えてか、トリプル レンズのカメラを搭載し、こちらもスペックの向上が行われています。
まだ動きがわかりませんが、フロント カメラとリア カメラの切り替えや、持ち方を変えた時の方向転換など、ソフトウェア面での性能向上にも期待が高まります。
新プロダクト Surface Laptop Studio は Book の後継?
今回のイベントで新たに発表されたシリーズが、Surface Laptop Studio です。
ディスプレイの大きさは 14.4 インチで、リフレッシュ レートは 120Hz。
USB ポートは Pro 8 と同じく Thunderbolt 4 搭載の USB-C ポートが 2 つあります。
そして上位モデルは第 11 世代の Core i7 と GeForce RTX 3050 Ti を搭載しており、Surface Book の後継というにふさわしいスペックです。
これなら動画編集にも使えそうなスペックだと思われます。
しかしながら重量は Core i5 モデルでおよそ 1.7 kg、Core i7 モデルは約 1.8 kg と結構重いです。
Surface Book 3 の重量が約 1.5 kg - 1.7 kg ということからも重量が増しており、モバイル端末好きの私としてはマイナス ポイントです。
イベントの配信を見ていて、スペックが出てきたときに 「お?」「おぉ?」 と期待が高まった先に衝撃の挙動が……!
いやそうはならんやろ(真顔)
(イベント見てて本当にこう言ってしまいました)
Surface Laptop Studio は 3 つのモードに分かれる
キーボードを覆い隠すように、ディスプレイが斜めになっています。
Surface Laotop Studio は以下の 3 つのモードに使い分けができることが最大の特徴です。
Mode 1 : ラップトップ モード
通常モードとでもいうのでしょうか。
見た目は Surface Laptop シリーズと何も変わらないモードです。
このモードではキーボードやマウスなどを使って操作を行います。
Mode 2 : ステージ モード
私が 「そうはならんやろ」 とツッコミを入れてしまったモードがこれです。
(何回見てもツッコミ入れたくなってしまう)
このモードのときはタッチ ディスプレイを使って操作を行います。
動画再生しか用途が思いつかなかったのですが、RTX 3050 Ti が利用できるならゲームをするのにもよさそうですね。
そのほかにこのモードの利用方法を頑張って考えた結果、大学の研究発表や、カフェなどの出先で資料説明やプレゼンを行うときに使えそうかなという印象を受けました。
いい利用用途が思いついた方はぜひコメントでお知らせいただきたいです。
Mode 3 : スタジオ モード
シリーズ名にもある Studio ですね。
Surface Studio は自分の好きな角度に画面を固定できるという特徴があり、置いているテーブルの高さまでディスプレイを下すことができました。
おそらくその機能が Surface Studio に似ていることからこの名前になったのでしょうか。
Surface Book でいうところの、画面を取り外したモードで、ペンを利用してタブレットのように操作をします。
Windows を利用されているイラストレーターさんには重宝するモードなのではないでしょうか?
> 新製品のお値段は?
Surface Pro 8 の値段
Surface Pro 8 の値段は 148,280 円から 325,380 円です。
Core i5 モデルと Core i7 モデルでそれぞれ 4 種類のスペックがあり、値段が変わってきます。
Core i5 モデル
- Intel Core i5 / 8 GB RAM / 128 GB SSD : 148,280 円
- Intel Core i5 / 8 GB RAM / 256 GB SSD : 153,780 円
- Intel Core i5 / 8 GB RAM / 512 GB SSD : 193,380 円
- Intel Core i5 / 16 GB RAM / 256 GB SSD : 193,380 円
Core i7 モデル
- Intel Core i7 / 16 GB RAM / 256 GB SSD : 215,380 円
- Intel Core i7 / 16 GB RAM / 512 GB SSD : 247,280 円
- Intel Core i7 / 16 GB RAM / 1 TB SSD : 281,380 円
- Intel Core i7 / 32 GB RAM / 1 TB SSD : 325,380 円
Surface Go 3 の値段
現時点で Surface Go 3 はメモリと SSD が変わる 2 種類しか選択肢がありません。
これから先、LTE を搭載するなどのことが予想されますが、本記事では製品発表時点の価格を記載しています。
- Intel Pentium 6500Y Wi-Fi / 4 GB RAM / 64 GB SSD : 65,780 円
- Intel Pentium 6500Y Wi-Fi / 8 GB RAM / 128 GB SSD : 85,580 円
Surface Duo 2 の値段
こちらは日本での価格情報がまだ無いことから、米国の Microsoft Store から確認を行いました。
値段のレンジは $1,499.99 から $1,799.99 です。
1 番安くても 16 万円強、最高スペックを求めるなら 20 万円くらいになりそうですね。
- 8 GB RAM / 128 GB SSD : $1,499.99 (およそ 16.5 万円)
- 8 GB RAM / 256 GB SSD : $1,599.99 (およそ 17.5 万円)
- 8 GB RAM / 512 GB SSD : $1,799.99 (およそ 19.7 万円)
Surface Laptop Studio の値段
こちらも米国の Microsoft Store から確認しています。
全部で 6 種類から選択可能なようで、値段のレンジは $1,599.99 から $3,099.99 のようです。
日本円にして 18 万円から 35 万円くらいの範囲です。
値段を見るとかなり高いように思えますが、Surface Book 3 の最高価格が 37 万円と考えると少しはコストを抑えたのかな?という印象を受けました。
(とはいえ高いことに変わりはないですが……)
Core i5 モデル
- Intel Core i5 / 16 GB RAM / 256 GB SSD / Intel Iris Xe : $1,599.99 (およそ 17.5 万円)
- Intel Core i5 / 16 GB RAM / 512 GB SSD / Intel Iris Xe : $1,799.99 (およそ 19.7 万円)
Core i7 モデル
- Intel Core i7 / 16 GB RAM / 512 GB SSD / NVIDIA GeForce RTX : $2,099.99 (およそ 23 万円)
- Intel Core i7 / 32 GB RAM / 1 TB SSD / NVIDIA GeForce RTX : $2,699.99 (およそ 29.6 万円)
- Intel Core i7 / 32 GB RAM / 2 TB SSD / NVIDIA GeForce RTX : $3,099.99 (およそ 34 万円)
> まとめ
Surface Pro 8 と Surface Duo 2 は全機種からかなりアップデートが入りましたね。
そして Surface Book の後継として新たに打ち出された Surface Laptop Studio は機構だけ見ると、変態機構です。
これが受けてシリーズが継続するのか、それとも Book のようなかたちに戻ってしまうのか。
今後が楽しみなシリーズになりました。
Surface Go 3 は……はい。。
変化が微妙過ぎて語れることが……そんなに……ね。。
> おまけ
イベント翌日に Surface Pro 8 の価格をチェックしに行った結果です。
売り切れるの早すぎません?