日本IBM TSOLを退職しました

これが言いたかった。

新卒から勤めていたIBM TSOLを退職しました。

結構長くなったので続きからで。

 

 目次

 

 

やってた仕事

会社としてはサーバのハードウェア的なところの保守運用をやっています。

そのなかでも私はリモートサポートと呼ばれるところのお仕事をしていました。お客様から我々に入電が入ってきて障害の切り分けをします。

「なんか動かない」「〇〇が壊れた」「動きが重いから何とかしろ」「障害LEDがついている」という内容から「保守契約があるかどうか調べろ」 「セットアップの手順を教えろ」といった範囲外の内容からいろいろです。

これらを適切なところに捌いたり、ハードウェアのログをもらって解析して現場に技術員が向かう必要があるなら現場では何をしなければならないか、どんな部品を持っていけばよいかということをお知らせします。

 

私はそのほかにも他社のコールセンターやヘルプデスクなんかもやっており、特にヘルプデスク業務は英語でインドのエンジニアとチャットをして、その内容をお客様にお伝えするいわゆる「テクニカルがわかる翻訳家」みたいなことをしていました。

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ろくろ回しは基本

よかったところ、悪かったところ

よかったところ

  • ハードウェアの知識が身についた
     これは当然ですね。特に私はハードウェア技術員とプログラマーの真ん中にいるような人間なのでハードウェア、ネットワーク、ソフトウェアが少しずつわかるのは大きな武器になります。特に昨今のハードウェア業界はSoftware Defindedという従来のラックをソフトウェアで仮想的に構成して管理するというのが流行なのでこれに対応できるのも大きな利点です。

  • わからないところはすぐにフォローしてもらえる
     現場の噂を聞くとわからないところを聞いても先輩が答えてくれないとか、お客様先の困った新人を放置するとか聞きますがそもそも私がいたリモートサポートは知識があまりないお客様やアクションがわからない技術員と会話するところなのでちょっとわからなくてもすぐにフォローしてもらえるところは非常にありがたかったです。

  • 現場に出ない

     これは完全に私事なのですが、結構重い皮膚病を持っています。なのでデータセンターで冷房をガンガン入れて乾燥しているようなところだとすぐ身体にガタがきてしまいます。そういった意味でも現場に出ないで電話だけで仕事をする、いわゆるデスクワークは私の身体に合っていたのかもしれません。

悪かったところ

  • プログラム作成はすべて「趣味」
     この会社はハードウェアの保守運用の会社です。なのでタイムカードにつける仕事内容の中にプログラミングなど存在しません。たとえ会社からイノベーションの一環としてWatsonに既存情報を学習させて整備するようなプロジェクトに参加をしてもその時間は会社の数字としては待機時間(悪く言うとサボり)として計上される事態が発生しました。
     会社から依頼される業務改善活動においてもプログラム作成はすべて個人の趣味なので残業を取り下げるように言われたりLotus Notes DBの管理を依頼されてもこれは業務時間として計上してはいけないなどなど。

     やはりプログラムを理解していない人からすると「プログラムなんて1週間もあればできるんでしょ?」という感じなので異常にプログラマー軽視の動きが見られました。
     こういったところで自分のスキルセットと現職の乖離が激しくなっているなと感じつつありました。

  • やりたいことが自由にできない
     はじめにWatsonの開発に携わっていたことから興味を持ち、そのようなことをする部署に行きたいと提案をしました。
    すると「それは別の子会社もしくは本社になるからできない。やりたければ一度会社を辞めて該当のところに入りなおせ」と言われました。
     社内転職のような制度があるのですが、なぜこれを勧めず上記のようなことを提案したかは不明です。
     加えて、転職を本気で進める1年ほど前からハードウェアの中でもCiscoプロダクト等、ネットワークの仕事をしたいと言い続けていましたがその度に「時期じゃない」「まだ早い」と流されていました。
     同じリモートサポートチームでネットワークの切り分けも行っているので部署異動すら不要で部長がOKさえ出せば翌日からでも可能な体制であるにも関わらず1年以上動きがなく腰が重いようなので痺れを切らした感じです。

  • 鎖国
     ハードウェアの保守運用はあまり新しい機械やファームウェアを入れず、基本的には安定して稼働しているならそれを使い続けるという風潮があります。この会社もそんな雰囲気を受け継いでいるのか、あまり新しいものを取り入れず他の子会社からの情報もなかなか流れてこない鎖国的な会社でした。
     本社や他社ではSlackを導入しているのにウチだけ導入せず(存在も知らず)20年前から使われ続けている社内チャットを延々使い続けているような状態だったり、別のところでどんな仕事をしているのか、なんなら本社が出している業績も知らないで目の前の仕事だけをやっているような、そんな雰囲気です。

転職の進め方・アドバイス

 経験から言えることはエージェントの言うことを真に受けてはいけないということです。

 どのエージェントでも「あなたの会社はネームバリューも高い立派な会社だ。そんな会社にいながら転職で年収が上がるなんてことはあり得ない。間違いなく100万以上は下がりますよ」と言われ続けましたが私の場合、最終的に年収は上がっています。

 転職サイトやエージェントに登録してどんな仕事があるのか情報を集めましょう。そのうえでLinkedIn等、ハンティングしてもらえるSNSに登録するのがいいかなと思います。

www.linkedin.com

 

 なんとなく察しているかと思いますが上記の行動はとても時間がかかります。

 仕事が嫌になってから動くのではなく余裕があるうちに、思い立ったら即動きましょう。転職サイトやエージェントに登録したって会社に怒られるわけではありません。それに自分の市場価値を客観的に確認するにはエージェントなどに自分の経験を話してどんな仕事が来るのか、SNSでどんなオファーが来るのかといったところから推測ができるので自分自身のレベリングという感じで気軽に話を聞きに行きましょう!

部長への退職の申し出とその後

 オファーを承諾してから翌日には会議室を取って、午後からのシフトにも関わらず朝7時から会社に行って部長が出社するやいなや相談があると言って会議室で話を持ち出しました。ド直球に「弊社を退職させていただき、別の会社に行くことになりました。」と。

 もちろん引き留めを受けましたが、ここで悩んだり怯むとらちが明かないので「退職は決定事項です。先方からのオファーも正式に承諾しています」と言い切りました。

 社長からは「最近若い世代がどんどん会社を辞めている。参考までに君が会社を辞める理由、特に不満を聞かせてほしい」とインタビューを受けましたが、このとき実は38℃の熱を出していることを隠して臨んでいたので正直何を言ったか全然覚えていませんw

 ただ、仕事なんてやってれば当然不満は出るし、そこのところは些末な問題であること。一番しんどかったのはやりたいことをやりたいと言い続けて、その環境が既に整備されていたにも関わらず曖昧な理由で1年間放置されていたことは伝えました。

今後は

 日本マイクロソフト社でリモートサポートを行います。今までハードウェアでやっていたことがOS(Windows)に切り替わるだけです。しかし私はOSの動きについてはさっぱりでスキルセットはゼロです。。今後のキャリアパスも提示されているので、まずはOSに関する知識をつけながらそのキャリアパスに従って行こうかと思います。

 かなりフレキシブルに部署の異動ができるようなので仕事をしていくなかでまた興味分野を見つけて転々とできれば技術員としては退屈せず幸せですねw

 ストレスとかはすぐ皮膚病として出てくるので身体に気を付けながら頑張っていくつもりです。

 

干し芋リスト

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